「オルタネータが壊れちゃいました。一回走るごとにチームメイトの車から充電しないとバッテリーが持ちません。電動ファンも回らなくなっていて、ピットは大騒ぎです」
JXCDの開かれている広島県は台風の余波も受けて雨が断続的に降ってくる。気温が上がらないだけがエンジンにとってもドライバーにとっても救いですが、序盤から大ピンチの後藤誠司選手とエスクードという構図でレースが幕開けです。それでも中盤、テクニカルなコースを攻める後藤選手のタイムは2分17秒台で他者が温存しているとはいえ3秒ほど水をあけている。
しかし、我々の予測では、磯田貞治さんのエスクードなら15秒で来るのではないか? というプレッシャーがあります(実際そうなった)。さらに島雄司監督が警戒している1900ccを搭載したジムニーとの一騎打ちが、今回の壁のひとつ。
「もう充電で賄っていられないので、応援で来てくれていた地元の仲間が街までバッテリー買いに出かけてくれました。ありがたいことです」
大混乱のさなか、しかしこういうときって逆に後藤くんがキレて、キレるけれど冴えまくる走りにもなるなんだよなと思っていると、案の定PNクラスは優勝。P1クラスでもパジェロエボリューションを退け、磯田さんがトラブルを抱えたか速度ダウンし、後藤選手はベスト4から決勝に勝ち進んでしまいます。
それでも例の一騎打ちは、監督をして「血圧上がりましたよ」と言わしめるほどのデッドヒート。結果はコンマ1秒の差でPLクラスの優勝へと持ち込むのでした。
が、これだけの展開をこういう大味な書き方しているわけですから、まだまだ結末はひっくり返るのです。
「相手チームから抗議文が出ました。うちのエスクードのタイヤが規定違反していると。審判の結果は失格となりました」
なんだそれ? と監督に詳細を聞いたら、今回取り付けたタイヤサイズが205/65扁平率の16インチ。規定に準拠するなら外径が215でなければいけないだろうと。うわー・・・抗議してくる方もしてくる方だけれど、まあまあこれはウエストウインとしても凡ミスです。
このへん、デモシカタラレバしても仕方がありませんが、そのタイヤサイズの差がコンマ1秒をもぎ取れる性能差なのか、キレて冴えわたった後藤選手の技量にどれくらいの持ち幅があったのか。双方のチームで見解も分かれましょう。負けて得るものを得た遠征でした。書ききれないので次回に講評を持ち越します。
これですか。
大雨の中、トラブル抱えながら頑張ったのに、もったいなかったですね。
そんな中でよくチェックしてたものです、前回注目を浴びたことでスパイ多数?
第27条 改造規定
1、使用できるタイヤは一般的に市販されている四輪駆動車用の物であり、特殊タイヤやグルービングタイヤ、ラリータイヤ、純正サイズを下回るタイヤの使用を認めない。
そこに引っかかりました。エントリー時や車検時、オフィシャルは何をやっていたのかという別のクエスチョンもしたいところですが、得難いものも得ての帰還ですので、この項の101が出るまでは後藤君をほめてあげてください。
久しぶりに後藤君の走りを見て余りの速さに驚きました。
マシンとドライバーが仕上がっており、正に人馬一体。
抗議の件は私もそれ位イイでしょと思いましたけど、
抗議した選手から話を聞きいたところ、やむを得ない
のかなとの印象を持ちました。
それにしても、グリルから顔を覗かせている熱交換器
みたいなパイプが気になって眠れません。笑
窮地に陥ってチームメイトが必死に修理で飛び回るような事態だと、後藤君も火事場のなんとかを発揮しますね。
車両のコントロールについては、むしろエスクードに乗り続けたことで他の(彼の自家用車)四駆でのバランス感覚が飛躍して向上しているそうです。
福井の最終戦はTDA最終戦と重なってしまいましたので、また来シーズン、お手合わせ願います。
いつも応援ありがとうございます
正直今回は行く前から本人には2連覇を目指せるようなそんな甘い世界ではないぞと!
話して乗り込んだJXCDでしたが。。。。
今回は朝一番からエンジンスト-ル。。。原因はオルタのトラブル
更には湯の町を彷彿させるボンネットからの水蒸気(オ-バ-ヒート)
戦うライバル達。特にだーパルくん。のエスク-ドの仕上がり具合からも
とても太刀打ちできる状態ではないなと思ってみたものの、後藤のコンデションは
かなり良い状態を保っているのを見ると「何とかしてやらないと」と、火傷しようが
お構い無しに電装関係の処理とオ-バ-ヒ-ト対策にエンジンを触り出す
気が付けば工具を僕の指示で用意し手渡す者、エスク-ドの汚れた窓を吹き上げる者
後藤に現在他の選手のタイムや走りを説明する者・・・皆の士気が上がってる
各々やるべきことを見つけ、どうにか後藤が闘える状態に持っていこうと必死!!
こうなると後藤の走りに更に切れ!が生じる
今回は「あ!」っという間に1日が終わっていましたね
それほど皆が充実した1日だったのでしょうね
ドライバーを育てているだけではなくて、チーム全体を一回りも二回りも大きく強いものに育てましたね。
今回のエピソードはずっと語り継いでいける財産になったと思います。永く伝えていきましょう。あ、監督が密かに男泣きした話は内緒にしときましょう←内緒になってねーよ
純正タイヤを「下回る」サイズ・・・って事は、人より余分にタイヤを回さなくちゃいけない訳で。
そんなハンデをわざわざ背負った人に負けてる様じゃ恥ずかしいですねえ、加えて【告げ口】とか。
まぁルールが存在してるんだからこれ位にしておきましょう(個人的には凄く悔しがってると行間読んでください)
ともあれ「ハートで走ってる」後藤選手ですね、本当に。
そのうち精神感応波でパイロット出来るんと違います?(笑)←ばかやろうっ
逆だよ。
既定サイズより7ミリほど外径が大きかったことで失格となった。
あー、すみませんです。
だけど205/65R16ってテンロクでも履けない事は無いサイズ・・・?
そんなに外径大きかったですか、はあ。。
BSのデューラーATで215(全幅)の65扁平16インチは外径691ミリくらいですかね。これには205が存在しない。
ウエストウインが採用しているのは横浜で、マッドかオールテレーンか聞いていないので、ジオランダーAT/Sだと同サイズが687ミリ、205で673ミリでした。↑俺が間違えてるな、すいません。
いや、だからさ。タイヤ規格なんてメーカーでこれだけ違うってところが、穴なんじゃないかなあ。
大会が「全車同じ銘柄の純正規格履いて来い」と言っているなら納得だけどね。