なんの思いつきも無く飲み終えたカップの蓋を叩くと、これがなんとも言えない響きと、周囲には気づかれることもない小さな音が伝わってきます。
鼓のように・・・水平にはしませんが持ち上げてやってみたのではだめでした。テーブルに置いてこその反響と振動なのです。蓋の厚みと均一なテンションも手伝ってのことでしょう。これは知らなかった。
そのときの僕の気分は、きっとこんな風であったに違いありません。
どこか近くに「黒い石柱状の謎の物体」があって、何かの進化を促していたのかもしれませんが、2017年の今、「モノリス」とか「ツァラトゥストラはかく語りき」とか言っても乗ってくる人、いないだろうよね?