先週半ばの東北地方秋田県側の大雪は太平洋側内陸でも猛威を振るい、朝から晩まで東北道全域ののチェーン規制と宮城、岩手の暴風警報。そんなときに宮古の田老まで行ってくれってんだから「真・移動指揮所はいやだっ」と駄々の一つもこねてやります。夏だったら盛岡まで170キロほど北上して宮古まで東に約90キロと、さらに田老までですが、北上全部が凍結路なんてやってられないじゃないですか。おまけに地吹雪が横殴りなんですから。冬道のへたくそな僕にはいいところ平均速度が時速50キロちょっとです。
そうなると、国道45号と一部開通している三陸沿岸道を使っても移動時間は大差ない。沿岸にも暴風警報は出ていましたが、少なくとも雪のないドライコンディション(気仙沼あたりはそうでもなかった)です。5時間かけて前乗りすることとなり、釜石市を越えてから遅い昼飯を食っていたら、案の定東北道は一関あたりで事故による通行止めとのニュース。その後宮古についてからは国見周辺も事故通行止めで、そのとき解除になっていた一関では夜になって別の事故でまたもや通行止め。
事故は起きていなかったものの、弘前から先は吹雪で通行不能というすさまじさだったようです。こうなると帰路も恐ろしくて東北道へは迎えないということで、またまた沿岸を南下して仙台を通過し基地まで7時間半かけて帰って来るという週末でした。もう我ながら馬鹿じゃないの? と思ってしまう移動だけのような仕事です。現地実働時間は往復移動時間の8分の1ですよ。
でも沿岸回りだと仙台から田老が260キロで、田老から基地までが530キロだから、1000キロ走っていないのか。もっとも明日の夜には仙台・田老間と同じような距離を北上するんですけども・・・