自分の周りでV6の2000に乗る人がめっきり少なくなったと思う半面、直4の2000を呼び覚ます人がちらほらと現れ、齢29年というエスクード全体の時間軸の中で、初代モデルをそれぞれの評価で手元に置こうとしてくれる流れがあるのにはほろりとさせられます。
いかに直4‐2000のエスクードが初代最後の主力だったとはいえ、最終ロットからはことしで20年になるのです。
実はこれらTA51WやTD51Wは、実質的な販売期間で言えばV6の11Wシリーズよりも短命だったのです。そして2000ccというカテゴリーで売れ筋となったのがどっちだったのかと考えると、それはTD11W、ノマドであったはず。そのV6ノマドが続々と退役している現在、3ドア、5ドアの直4‐2000が現役を継続できるとしても、タマ数の上では非常に少ないのではないかと思われます。
この先、初代に乗り続ける人々には二通りの覚悟が必要。期間を区切ってそのときまでと割り切るか、修理不能となるまでなんぼでも修理に投資する。どちらを選ぶかは誰にも強要できないことなのですが、もう初代モデルはテンロクから2500まですべて、そういう(つまり後者)気概で所有しなくてはならない骨董品なのです。
で、そういう脅しをかけてみながら振り返ってみると、うちのエスクードくらい酷使されまくっている個体もなかなか無いはずで、それがまあ絶対故障しないわけではないですが、あれだけ動いているわですから、普通に乗られる人々ならば、そんなに神経質にならなくても大丈夫なのでしょう。
いやー、これはまた端正なTA51Wですこと(他人事)
それにしてもですよ、どこぞの62も2000年生まれという恐怖(←恐怖なのかよ)
年式なりに摩滅はしてるんでしょうが距離加算による消耗はさほどでもない、
と【無理やり】考えればそれほど神経質にはなってませんね、今のところは
予防整備を上手に組み立てていけば、それほど高額のコストをかけずにコンディション維持していけると思います。