「鳩子の海」以来の茨城県が舞台(の半分)となるNHK朝ドラマ、「ひよっこ」が本日より放送開始なので、そりゃもう東北へ出稼ぎ中の地元民としては楽しみにしているんだけれど、いきなり谷田部みね子というネーミングで県北部の高萩市・・・ではなく奥茨城村を連想できない自分(笑) どうイメージしても谷田部から見える峰ったら筑波山、という刷り込みを拭い去れません。なんで八溝みね子じゃないんだ?←それこそベタ過ぎなんだということにも気づいてはいるのですが。
昭和39年の茨城県北部がどんなところだったのかは、さすがに知りません。かの地にも昔は基幹産業としての石炭鉱山があり、それが閉山となる少し前のことという年代。そのあたりの出身の女学生だったら、近隣いわきの常磐ハワイアンセンターへの就職もありよね? と思えど、昭和39年だとまだ常磐湯本温泉観光ができたばかりで、あれがオープンするのが2年後。けっこう絶妙な時代を選択しています。
第一、そっちに就職してしまっては「失踪した父親を探す」目的を持っての集団就職上京にならなくなっちまいます。そんなわけで主演の有村架純さんは、「あまちゃん」のとき以来再び上野駅にやってくるようです。やがて出会うことになる洋食屋の主人役が宮本信子さん(「あまちゃん」では母娘役関係だった)だというところが、作為的に面白いキャスティングです。
宣伝番組を見ていた限りでは、茨城の訛りというか方言というかイントネーションがちょっと洗練されちゃってるぜ。ってな気がしないでもありません。まあなんだかんだと脳内突っ込みを入れながら9月末まで面白おかしく観られればいいのです。ただ、先日いわきから高萩経由で南下してきたとき、以前立ち寄っていた喫茶店だとか飲食店だとか書店だとかがずいぶん店じまいしてしまっていて、ちょっとさびしい県北にもなっています。
でもってツイッターの世界ではこんなところを検証している人もいらっしゃいました(すいません、勝手に切り取らせていただきました)
こういうのが楽しいのも事実。聞くところによると上京の際の汽車は静岡の方で撮影だとかですが、車内とか駅とかに「直虎」のキャストが知らんぷりして客に紛れていたり・・・は、さすがにねーよな(笑)
設定、茨城の北西部の村でしたヨ。だから脳内で大子町が浮かんだわ。
ロケを高萩と常陸大宮でやっているのよ。
確かに常陸大宮だとまだまだ奥があるうに思えるよねえ。
だけど高萩の山間部から大宮にかけてなんかは、霞ケ浦流域とはまるで別の県です。
まーそれを言ったら昭和四十年代の基地周辺も、家庭訪問に来た担任に
「人が住んでるように思えない」って言われたねえ。
徳永えり、わりと好きなんで出演してくれないかしら・・・(笑)
天野夏さんって、この当時上京したことないはずですから無理なんだけど、澤田弥生(梅ちゃん先生の登場人物)でなら可能ですな。