同じ車種の排気量違い。そういう乗り分け試乗ができた方がターボ車の印象をより正確に知ることができるはず。という発想で、実際に四代目の1600にお乗りのCyber‐Kさんに1400の試乗に出ていただきました。彼のエスクードは初期ロットで納車したもので、現在積算で35,000kmを超えていることや、タイヤをヨコハマのジオランダーSUVに換えて純正よりも若干オフ寄りになっているなどの差異はあります。試乗は2名乗車、経年劣化やタイヤの違いによるトラクション増などは前提となります。
「テンロクの加速は粗いんだなと実感しました。普段テンロクにはほぼ私一人で乗ることが多い。この試乗は私より大柄な男性一人の営業マン付き。それでいてテンロクと変わらない走りをします。ダウンサイジングしてもターボが加わるということは、テンロクレベル以上の恩恵を受けることができるようです」
1600の加速が粗い。あ、そうなんだ。ここを掘り下げて尋ねてみると
「ターボといえば高回転からタービンが回る印象しかない、最新技術の変化についていけてない私みたいな人が乗れば『どこがターボだ?? まるでCVTみたいだ』となる訳で。低回転から強いトルクを発生するブースタージェットに遮音技術が相まってなのか本当に静かで上品な走りですよ」
このあたりは僕が試乗した印象とは少し異なり、僕の場合はautoモードではテンロクとさほど変わらない(これはKさんも同意見)ものの、Sportsモードでは意外に荒っぽい変速と思っていました。ただしこちらの方は、自分の乗っているV6との違いでもあります。
「SPORTSモードは高速道路で試しました。テンロクのそれと比べ踏み込んでもエンジン音が静かな印象。踏み込んだ加速の幅は60km/h-100km/hまでですが、明らかにテンロクと違う。テンロクはSPORTSモードに切り替えるとエンジンがいきなり暴れだす感じですが、1400ターボはそこまでの印象は受けないです。周りの交通状況や営業マンとの話に気を取られ、加速時にタコメーターまで見てませんでしたが、加速の体感の違いはしっかりと感じることができました」
明らかにエンジンの出力が上がっているのだから、そうでなければ意味のない直噴ターボなのです。ルーフレールや追加エアバッグなどの重量増(10キロですが)があってもパワフルに走れるとなれば、税制上の減額も併せて良い傾向なのかも。
「税額の差ですが、たぶんレギュラーガソリン満タン一回分くらいですよ。燃費が若干落ちていることでその差額が縮まる可能性は否定できません」
ターボゆえに回して走れば明白の燃費となるのでしょう。Kさん曰く、走りに関してストレスが減った分、乗り方次第では満タン1回分をあわよくば維持できるのはないか? とのこと。直噴エンジンのメンテナンスについては、乗り出して数年後の様子を観察しなくてはなりませんが、出足はまあまあ悪くなさそうです。
うちは先月登録終了し、いよいよ今週末納車です
仙台は当日試乗できたという点で早かったですね。うちの地元だと七月中は試乗予約を受け付けていなかったから、今日から乗れるらしいですが。
でもオーナー登録されるというのはやはり社長のところが一番乗りじゃないでしょうか。