ちょうど一年前に「なんてことだ!」とびっくりさせられた、マツダが検討していたNA世代のロードスターレストアサービスと、パーツの復刻販売が実現し、いよいよレストア希望オーナーの受付が始まるそうです。
このサービスに対するメッセージに、現存個体数をメーカーサイドが掌握しているという表記のあること自体が素晴らしいと思うし、レストアにあたってはユーザー側との対話を通してメニューを決めていくスタンスにはうらやましいと唸らされるばかりです。
どれだけお金がかかるのだろうという視点よりも、どれほど手間をかけてもらえるのだろうという期待の方が大きい。奇しくも同世代のクルマでは日産のフィガロに同様のネットワークがありますが、あちらもサードパーティー主体とはいえ一台の個体を可能な限りリフレッシュさせるサービスとしてすごいことやってるなあと感じています。
いずれの将来、ガソリン車やディーゼル車が走らせてもらえなくなる時代も現実味を帯びてはいますが、少なくともマツダのサービスには、今存在する23000台ほどのNAを未来へ持って行こうという主張があります。
果たしてスズキにおいては、初代エスクードの動態個体数を知っている社員がいるのだろうか。もちろん「その対象になるスズキ車はエスクードじゃないでしょ」と言われることもあるかもしれないけれど。