しかしこれを一番運転させたい家内は出張。こういうときの撮影助手として有能なはずの霙も友達とお出かけ・・・
なんて間の悪い・・・
当日朝、BLUEらすかるの足回りを考案した「たけさん」から連絡が入り、試走を手伝ってくださると朗報。シトロエンC3から3代目エスクード最終モデルのランドブリーズに乗り換えた彼ですが、エスクードはまだ足回りの試行錯誤中とのことで紹介はいずれまたとしつつ、1.4ターボを持ち出します。が、もちろんこの手のSUVなのでガレ場に行くとか渡河で水没させるとかはやっても意味が無いので、まず高速道路をオートクルーズで長い登坂で流れに乗せてみます。
ALLGRIP搭載と言えど、AutoモードですからやっぱりFF的な加速体感。それでもこんなにダウンサイズしているのに前走車が無ければ指定速度までぐいぐい立ち上がり、前走車が現れればスムーズに減速して車間距離を確保します。タービンも小型化されているため静かなものです。ただそれは、軽量化されたことの裏側の素性として、乗用車だと割り切ればごく当たり前だし、これまでのエスクードと比較すれば手応えがありません。
高速を降りて標高600メートルほどの山岳道路を駆け上がります。ここではSportsモード。良く回るエンジン・・・と言うよりも古いエスクードとは駆動方式も重心も異なるためコーナーでもぶれません。これも当前ですが背中を押しだされる感覚は失われ、引っ張られていくフィーリングが強い。ただ小排気量化の泣きどころか、下りのワインディングではエンジンブレーキが効かない。足回りも硬めだと言われていますがフットブレーキによる制動時はフロントボトムしています。
受け取ったときに200キロほど走っていたこの個体に入っている燃料は半分程度でした。そこから260キロ試走して給油した結果は30リットル。エアコンを常時使用していて、平均燃費表示は16キロでした。当初から20リットルくらいしか入れていなかったと思われますが、正確な燃費は不明です。まあそれでも明らかに歴代のどれよりも良い数字です。これは高速での遠乗りによるものでしょう。
レーダーブレーキの警報は2度発生。2度とも対地障害物は無し。1度目は急激に下りいきなり上るという道路上で、急変した車角度によって目前の道路が壁に見立てられたようです。2度目は下り坂の左コーナー出口で前方にトンネルのある山肌が迫ったとき。しかし僕はこれを誤作動とは思いません。良く言えば癖のない万人が乗りやすい車になりました。悪く言えば、もう一つ何かほしい。でもその何かって、積雪路でも走らないことには出てこないのかも。
さてこのエスクードはヒットするのか? S‐CROSSとの差別化としては1400ccであり直噴ターボであるところがアドバンテージですが、このエンジンがあっちに搭載されたらあとはデザインの好みだけ。そうなると車体色も含めてエスクードの方が色あせそうな予感がします。顧客の年齢層を若い方に絞りたいのでしょうけど、ならばエスクードターボの価格はいささか高めなのが気になります。素性は悪くないだけに、秀でたアピールポイントをもう少し探し出したいところです。
いよいよ本格的な試乗ですか。(試乗に本格的ってなんだ?)
てか、一日借りれるんですか??
思う存分満喫してください。
でもこれ、煙草を慎むのは当然のこととしても、ナビもラジオもETCもついてない状態なので、なんか苦行に出される気分ですよ。どこかで携帯ラジオでも買うしかないか・・・
おお、レポート楽しみです。
最近ディーラーの試乗車とか代車って、オーディオレスなんですよねぇ…。
しかもですよ、ディーラーときたらこの状態でリース契約しない?と薦めてくるんだから。
主治医(地元のクルマ屋)も苦笑いしてました。←いやそこは契約しろよ、と言っちゃったんだけど(笑)
お疲れ様でした。
だいたい思うところはそのままで、TDA4Wと比べるとすべてが軽い!でした。
ちょうどTDA4Wをコンパクトにしたという感じでしょうか?
こういうのもありだなって感じで、1.6よりも好感触でした。
次に検討してもいい1台と思います。
さきほど送っていただいた写真をダウンロードしました。
僕はこの代からローアングル撮影は似合わないかなあと思ってやっていなかったのですが、けっこういいですね。
でもまだこの車のアングルの黄金比が見出せません。
一つ言えることは、何から何まで01系からみたら「洗練された」ってことですねえ。
1.4、一言で表すならライトウェイトスポ-ツ!
今までのエスク-ドと比較するのもなんですがFFベースなんで
特に旋回能力が長けてますね。
多分、どこのSHOPもYSエスク-ドの足回りパ-ツやらないだろうから
来週辺り足をばらして(笑)気軽にリフトUPできるパ-ツ開発なんて
らしくない事してみようかと・・・・
なんかほんとに人柱にされちゃいそうな第一号ユーザーさんの構図が見え隠れしてますねえ。
しかしパーツが実用化できるならそれも本当に朗報になりますよ。
あとは需要の掘り起こしか。