一般公募から選択された、各アニメーション作品観光地化のコラボレーションとして、一般社団法人アニメツーリズム協会が推奨する八十八か所だそうですが、いわゆる聖地巡礼とやらに対するインフラ整備や地域周知のできていないところなどがノミネートされてしまうと、迷惑な話にもなりそうな企画です。
会長の富野由悠季さんは早速、活動PRの傍ら、自分の作品がないから気に入らないし(笑 正直に言ったかよ)、各地で渋滞などの問題も生じていることを指摘していますが、そういわれてみれば先日それこそ何の根拠もなくSPR47(スーパーロボットを47都道府県に一体ずつ設置)とか、うちの記事でも勝手に書いてますけど、会長作品とすれば無敵超人ザンボット3などで静岡県が上がってきてもよさそうだっただけでなく、お台場の「あれ」は次年度まで待たされるような雰囲気です。三鷹の有名どころなどは観覧システムの事情から入れられないようですし、狭山丘陵あたりを加えようものなら異なる視点から大反対が起きるかもしれず、こういう選定はけっこうデリケートなのです。
これ、けっこう「あれがない、これがない」の声もありそうなので、あと30作品も加えて煩悩かかえた108巡礼にしちゃえばいいのに。
しかし新宿駅東口で開かれたアニメ新世紀宣言の頃には、そこに「ちびっこが集まる」としか報じられなかったサブカルチャー以前のトライアルが、外貨の獲得をも視野に入れたビジネスチャンスに殴り込みをかけてくる時代になったことを感じさせられます。
じゃあこれを成立させているアニメ作品の現場って、国の就労改革の対象として改善がなされているのかどうか。動画を1枚描いていくら、という世界の片鱗だけを聞いてもなかなかブラック産業な気がするのですが。
弱虫ペダルの総北高校はどう考えても印西。幕張ならチャリが一番速いって言ったし。まあ箱根は名前出してるけど。
東京は、アニメにあてはめると大抵当たるからいっそのこと、外して欲しい。
あれ? 佐倉市がアニメ版では公式設定とされているのでは?