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  ~懲りない傾向~

巨災対の平穏な日々

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ある食堂で見かけたその背中は、項垂れているようでもあり「巨災対」の存在を無言でアピールしているようでもあり、一年前に首都圏で起きた惨状が忘れ去られた今、しかし「それは一時凍結されているだけなのです」と危機感を訴え続けているようでもあります。

巨大不明生物特設災害対策本部。首を斜めに降らないはみ出し者の愚連隊だが、各省庁生え抜きのプロ集団。おそらく当時の生還者なのでしょう。

あの惨状で、彼らの約半数は殉職しているので、ここでこうして後ろ姿に出会うというのは貴重な出来事だったかもしれません。当時、このようなチーム内配布の服飾品というものは政府内では見当たらなかったので、事案の一応の終息後、本部長采配のねぎらいか何かで配られたのだろうと、勝手に想像しながら僕は席を立つのでした。

背中が背負ったものの重さは、首都圏在住でない僕には汲み取れないけれど、願わくばその人生に大きな狂いが生じていないことを祈るばかりです。

2 Responses

この前の土日、1年ぶりにビデオをレンタルして鑑賞しました。
あの後、それに匹敵するような天体衝突と若い二人の感動的ストーリーがあって、影が薄くなってしまった感があります。

ゴジラ凍結のために全力を上げた巨災対のメンバーの活躍は偉大だと思います。しかしあの後、尻尾から何か変な物が出てきてまだ収束してはいませんね。今後続編が制作されるかな。また新たな脅威が起こるかもしれないですね。

シン・ゴジラは今までのゴジラシリーズとは一線を画する映画でしたね。海外ではやたら会議や政治家のシーンが多くて面白くない、という評価もあったらしいですが。
でも、もしこうした大災害が発生した時、行政は、自衛隊はどう動くか、それがリアリティがあって面白かったです。怪獣ではないが、東京も今大地震のリスクを背負っていますからね。

もし続編を制作するとしたら、今度はどんな概要になるでしょうね。

  • 場面場面に凝るだけ凝れるけれど、トータルでおもしろくない。というのがかの監督の力量だと思っていますから、あれの後日談はやめといた方が良いでしょうね。
    しかしあれが意外な「その後」を生み出したとすれば、「尾頭さんの人が久しぶりに化粧品CMに起用されてるじゃん」というところかなあ。