「雪いよいよ降り重ねる折からなれば也」と、うちの近所に居住していた常陸宍戸藩主の殿様が暦便覧という書物を編纂し、そのなかで大雪(たいせつ)についてこうしたためています。
大雪は太陽の円周軌道が春分から動いて255度めあたりを示す二十四節気のひとつ。降って来るなら激しい雪ってことですが、まあ要するに寒いこと請け合いです。
岩手県の山間部は霧に巻かれた後、霙になりかかりの冷たい雨が待ち受けていました。沿岸部は幸いにもまだ雪ではありません。林道ではなくトンネル工事のために開削され重機やダンプトラックが往来した未舗装路は、今は使われていない割には思いのほか荒れていません。許可がないと入れないということもあるのでしょうけど(許可出てますからね)、こういうルートはルートで埋もれ朽ちていくのももったいない気がします。
ましかし、こんなとこまで誘っても来る人いないしね。