ESCLEVのカテゴリーでわざわざ「ウルトラマンサーガ」を扱うのだから相応のオチがあるわけですが、まずその前にこれがどんな話かというと、ウルトラマンゼロとウルトラマンダイナとウルトラマンコスモスが共演して、ある次元の地球を危機から救うにあたり、最後の切り札として三位一体に融合してウルトラマンサーガが誕生するという、新世代ウルトラをやりながら、ちゃっかり三人の戦士が変身後さらに合体するという設定で「トリプルファイター」のオマージュもやっていたという映画でした。
映画の冒頭、ある次元の地球はバット星人(かなり使い古し)の侵略を受けており数人の女性たちだけが抵抗しているのですが、この子らが買い出しの最中にアーストロン(やはり使い古し)の急襲を受けるところからドカドカと話が始まっていきます。こいつは直後に登場するウルトラマンダイナによって粉砕されちゃうけどそれはほっとくとして、仲間を助けるためリーダーの娘が小型半人型変形兵器で囮になって逃げまわるシーンがあり、せっかく出てきたアーストロンもアーストロンなんだかゴジラなんだかわからないアングルになります。
って・・・あれれっ? かろうじてアーストロンが吐き出す熱線の爆発からは逃れていますが、路上駐車されているのはTA01Wのエスクードではありませんか!
アーストロンの着ぐるみから比較して、これはおそらくフジミの二十四分の1キットでしょう。詳細は識別できませんが、スペアタイヤはキットのタイヤカバーではなく別のそれらしいサイズを取り付けているようです。映っているのはせいぜい2~3秒なんですけど、ていねいに作り込まれています。たいしたもんだわ円谷プロ。
で、このあと乍で観るつもりだったのに、まだ何か出てこないかと足元アングルばかり気になってしまい、本編をまともに観ずに終わっちまいましたよ。