まさか千年に一度の大震災を被ることになろうとは。という修羅場に始まって、何度季節が巡っても「復興」の日々でしたが、その混沌からもいつしか抜け出しています。それが記憶の風化かもしれないと、帰省時には南相馬からいわきにかけて、常磐道を使わず国道6号を南下するのですが、自分ではそれ以上の何もできません。
記憶の風化とは言ったものの、あの津波で亡くなられた人々の、色を失った夥しい亡骸と瓦礫とヘドロの風景は、頭から消せるわけがありません。ほんの少しのタイミングがずれなかったら、僕自身がそちら側だったのだし。
その一方でオリンピックだったり皇位継承が決まったり元号が変わるよという知らせが走ったり、世の中ほんとに待ってくれないなあと思います。
ともあれ今年も乗りきりました。
来年はどうなのか、考えるのはやめとこう。