昨年、こし亀さんから教えていただいた「Sレイド課題の場所71」の、解体された風車がその後どうなったのかを確かめに行きました。
櫓のみが残されているのは、こし亀さんからの写真どおりでした。櫓の上に登れる梯子は付帯されていますが、許可されてはいないようです。ここはいつ出かけても晴れ空だったのに、「今」を象徴するような曇天の午後。東北在住の8年間がのしかかってきます。
風車は揚水実験のために作られたものでしたが、実験期間が終わり・・・いつ終わったのかもわからないけど、国土交通省によれば、流入河川水をワンドの際の植生帯にくみ上げその栄養で水棲植物を育成する傍ら、その植物によって水質を浄化するのが目的だったそうです。
環境にも観光にも資する風物であった時代は過ぎ去っていました。