柘植行人一派が決起し東京を舞台にテロ活動を敢行したのが、２００２年２月２６日のこと。警視庁警備部特殊車両二課（ほぼОＢ）の超法規的活動によってこれは阻止されたものの、２０１３年に再びシンパによるテロ行為が勃発し、またも特車二課の手で鎮圧されました（されたんだってば）
夜な夜な、あるいは明け方、都心を走っていても、今は武装蜂起の様子はうかがい知れません。
ふと思い出したのが、柘植の部隊が１８年前に都内を爆撃した際、攻撃ヘリが有楽町センタービルを銃撃していたような気がするのですが、これが同ビルなのかよくわかりません。同ビルであるならなぜ攻撃対象となったのか。
有楽町センタービルの位置にはその昔、朝日新聞東京本社が所在し、二・二十六事件で襲撃を受けていますから、そのオマージュなのかもしれませんが、同東京本社は１９８０年から築地で操業しており、２００２年に撃たれちゃうのはどうなんだかなーと。まあそれこそがクーデターではなくテロなのだよと、たたみかけるのも容易ではあります。しかしこのビルの壁面にアンテナがある（現物には無いと思う）ので、ほんとに有楽町だったかどうかはちょっと自信がないのですが。
あの事件の発端となった横浜ベイブリッジ爆撃事件は、5日前の2月21日でしたね。
東京地方も今度はパトレイバーの聖地巡礼旅行をしてみたら、面白いでしょうね。
マンガのフォーマットでとらえても三十年経ってしまって、今の東京は八十年代どこ行っちゃったのというくらいビル群が変貌しています。
ただ、初期のアニメ版に出てくるテレコムセンターなどはそのままだし、橋も健在ですが、見どころはマンガの最初の頃に出てくる東京駅の屋根ですね。あのデザインは「当時より昔」の駅舎初期のもので、それが改築によって今、その姿に戻されています。パトレイバーではそれを先取りしていた。