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  ~懲りない傾向~

続 謎の地球防衛軍 後編

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以前の「謎の地球防衛軍」ではウルトラホーク3号の不可解を扱いましたが、一見何の不具合もなさそうな1号も、冷静に考えてみると不可解極まりない戦闘機です。だいたいが全長42mなんて、もはや爆撃機の域をも超えていますが、これは設定によれば、機体の軸となるα号に、推力とは別系統の大型レーザー砲を搭載したことで、ジェネレーターや加速器などを直列した結果のサイズのようです。そんなもん飛ぶわけないだろうってことで、β、γ号が補助し機体を構成しています。

と、言ってる傍から、1号はこの3機分離が最大の運用ギミックで、β号、γ号を切り離しても、α号は揚力を失うことなく平然と旋回までこなしてしまうのです。誰もが「うそーっ」と思っていながら不問にし続けられたα号単機のフォルムは、いざとなったら滑空していられるβやγとはあまりにもかけ離れているのです。ウルトラホークには重力制御をおこなうリパルサーリフトでも積まれていなければ納得できませんが、その技術は別番組の設定です。

U.W.W、ウルトラシリーズ・超兵器の世界という探求ムックでは、公開されているウルトラホーク1号のスチルは情報操作によって、真実の姿ではないという解釈がなされ、機体前方にカナード、中央部の張り出しに見える部分から主翼が展開しているのではないかと推理されていました。これが映像化されていれば、当時の少年たちは、もやもや感を払しょくできたのだと思います。もっともそれ以前に僕らは「なんだかドラケンみたいだなあ」と子供心に感じていたのですが。

2 Responses

まあエンジン推力さえあれば、それこそF-15なんかは垂直に立てておいても飛び上がれるそうですし(推力重量比の話だったかな
UWW本、持ってないんですよねえ・・・ロケットランチャーの装弾数をどう解釈してるのか知りたい(弾切れってガンダムくらいからですものね

  • 宇宙戦闘機(艇?)であるシュピーゲルの一号機にだって、まともな安定翼が付いてるんです。推力だけで大気圏内を飛び回るなんて生理的に許せねーです。
    F104Jの主翼取っ払ったら「打ち出せても」そのあとどーするよ?