Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

たどりついたら今日も雨ふり

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建築家の妹島和代さんにお目にかかったのはもう3年も前の山形県鶴岡市。市の文化ホール・タクト鶴岡のこけら落としの日で、ホールを設計した妹島さんはセレモニーと講演のため現地に来ていらっしゃった。その頃すでに、常磐線日立駅の海岸口に、コンコースから突き出した「SEA BiRDS CAFE」という店舗はオープンしていたのですが、当時僕は仙台暮らしだったので、妹島さんから「行ってくれたー?」と言われても行けずじまいでした。

このカフェの設計も妹島さん。日立駅全体のリニューアルに関わっていたそうですが、僕の記憶だと、常磐線の駅前で建築を手掛けるのは、ひたち野うしく駅前のひたち野リフレ以来2度目ですね。という受け答えくらいで、いずれ行ってみますと言いながらほったらかしでした。で、先日、「ぷらすBLUEはあと120キロで25万キロになるけど、私じゃ通勤路で踏んじゃっても上手に写真撮れません」と霙に言われ、片道60くらいならちょうどいいのでは? と出かけてきました。

そういえば鶴岡でも雨だったなあと思い出しながら、雨降りだとせっかくの構造体から見渡せる太平洋もどよーんとした景色でしかなく、ちょっと残念。ところが昼時の店内は満席。まずは陣取ってコーヒーを飲み、ランチ時間になったら専用メニューを出してもらうというお客でにぎわっていました。入店の際には手の消毒と体温測定を促されましたが、それをクリアすれば「密」については寛容。テーブルは遠慮して、カウンターでどよーんの海を眺めながら注文します。

混雑しているなら長っちりも迷惑になるなとシーバーズバーガーをオーダーして、地元(ひたちなか市)のコーヒー豆店SAZAのアイスカフェラテを飲みながら待ちます。妹島さん、時々難解なデザインの建築を繰り出しますが、ここはシンプルでわかりやすい。もっと広くてもいいんじゃない? と好感持ちます。ただ、建築としてはわかりやすいけど、店側の演出がどこかハワイアンというかトロピカルな感じはどうなんだ? まあアラスカや南極仕様よりは良いのか(笑)

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