Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

Team WESTWIN Warriors#147

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うっかり失念していました。TDA2020の第2戦が、12日に開催されまして、ルーキー梅津知浩選手がリミテッドクラス、アンフィニクラスともに第二位を獲得しました。これほど早く表彰台に上がってくるとは驚きですが、ウエットで泥のコースコンディションに助けられて、他車のハイパワーぶりが封じられたということだと思われます。

しかし快挙は快挙、リザルトは現実です。

「勝ち抜き戦の最中、これはだめだと思って、途中でラリータイヤに交換してもらいました。オールテレーンじゃトラクションがかかりません」

梅津くんは素早い判断で泥対策を講じたそうです。なぜそれができたのかというと、チーム内外の様々な人たちが繰り出す助言を、ひとつひとつ聞き取り実行に移す実直さが功を奏したようです。島雄司監督によれば

「このところ私は主催者側の立場で、現場ではあまり面倒を見ていません。その分、あそこはこう走れ、こういうときは退け。といった声が、あちこちから聞こえてきて、ああ、かわいがられているなあと思わされます。チヒロはそれらに対してとても素直です」

しかしタイヤ一つで走りが変わるとはいえ、それほどのコンディションで、タイヤだけでどうにかなるものかとたずねてみると、今回は事前にリアデフ付近にバラストを加え、車体後部が必要以上に跳ねないよう対策を施していました。

もう一つの作戦として、梅津くんはトーナメントの中で、大きなゼッケンを取得して対戦相手を引き当てられるような駆け引きを試していたようで、これは川添哲朗選手譲りの頭脳戦ともいえるでしょう。

さてその川添君ですが

「あっ、今回僕は出なかったことにしてください」

って言われても、クルマ泥だらけじゃん。

残念ながら、燃料ポンプの不調でまともに走れなかったそうです。そういうこともあります・・・が、ポンプ類だけの不調かどうかが心配。燃料圧送系全般にトラブル要因が潜んでいるかもしれません。

2 Responses

TDAを開催始めて15年弱、こと雨開催は今まで3~4回ほど。。。。
それほどまでにTDAは天気に恵まれていたのですが、今回悪天候での開催
チヒロには良い風が吹いたようです。

TDAはこの世界では唯一のタイマンダ-トレース。
しかし2台同時に走らせると危険である為、1台スタ-トした後5秒差で
2台目がスタ-トし、その5秒差を縮める、または引き離す追い抜き無しレ-スで
これを前車、後車入れ替えで2本走らせ、そのタイム差を競う珍しいレ-ス

更にはスタッフが並べやすいよう対戦相手の先攻後攻はゼッケンの数字が
小さい方を先に先行レ-ンに入れるだとか
1回戦に負けた方は敗者復活戦に廻ってもらい、ここから勝ち続けると
BEST4が待っているルールがあるのですが、敗者復活戦は1本のみで
勝敗を決めるル-ル上、数字が一番大きいと全て後車スタ-ト
今回のように泥の海で戦うとなると前の車に接近すれば泥水をひたすら
浴びながら闘う羽目になるのですが、それもこれも天候も色々考えて
チヒロは大きな数字ゼッケンを取得するという考えにいったのならば
それはそれで大きな賭けに出たのかなと。

まだまだ小僧
されど少しはダ-トラ使いの面構えになったなと
レ-ス終了後に会った彼の笑顔を見てそう思いました

  • ゼッケンの話は勘違いしてましたので、書き直しました。
    どろどろのコンディションなら、先行して追われるプレッシャーも大きくなるでしょうから、それを逆用できたんじゃないでしょうか。
    うちの幌車乗りは18のときから乗り始めた22歳で、さらに十代が同じ01Rでダートラに乗り出す。長生きはするものですねえ(おれは爺ぃか)