「後藤さんが乗っていたエスクード、僕がもらっちゃってもいいですか」
島雄司監督に、梅津知浩くんがそう言ったそうです。いずれそうなるだろうというビジョンは出来上がっていますが、今はまだその時ではない。彼は今、1600のエスクードを自在に操るためのステップにいますから。
ところがその梅津くん、僕にこう言うのです。
「(だから)普段使いのできる街乗り用のエスクードが欲しいんですよ」
後藤誠司くんのエスクードも梅津くんのエスクードも、ナンバーを取れる状態ではありません。梅津くんが島さんに言った言葉は、レースにおいて。僕に言った言葉は、レースに勝つために片時も離れずエスクードを走らせたいという野心、です。
「私はとても不思議な感慨に浸っていますよ。後藤君が子育てのために戦線を離れて夫婦でむつまじくやっているなか、うちの店で何が起きているかというと、TDAのことを知ってくれた若い人たちが、後藤君のエスクードを見学に来る事象が増えているんです」
TA51Wは、半ば伝説のエスクードになり始めているそうです。後藤君の走った10年近くの戦績は、伊達ではないということですが、事実上そのエンジンが休眠してしばらく経っています。にもかかわらず、見学に来る人がいるとは。
「そこへ来てチヒロの言い分が、あれで走ってみたい。ですから、あらためて後藤君の刻んだものの大きさを噛み締めますし、チヒロや見学者の感じていることも胸熱ですよ」
梅津くんは今、雑誌やインターネットを駆使して、この世代のエスクードの情報をかき集め、むさぼるように読み解いているそうです。その途上、エスクードの構造や走りに関して詳しい人と仲良くなれたというので「そりゃよかったね」と思ったら、その人ってTA01Wさんだったという「さもありなん」な逸話もついてきました。
梅津くんが後藤くんや川添哲朗くんの域にたどり着くまで、ざっくり10年と見積もったとして、それでもその頃の彼はまだ20代。これが何よりも強い武器です。エスクードなんて初代モデルは「40年前のクルマ」になってしまうのです。今の時点でだって、10代の若者が30年前の・・・51Wは20年ちょっとですけど、そんな骨董レベルのクルマに強い執念を抱いていることは、確かに感慨深いことです。
川添くん曰く
「ごっちゃんの子育てが落ち着いて、『とーちゃんの背中』を見せたくなるまで、あと2年か3年ってところじゃないでしょうか」
そのちょと先のある日、梅津くんがどれだけ力をつけて、後藤くんとマッチレースの一つも繰り広げることになれば、楽しみは前倒しです。勝敗はさておき、そうやって梅津くんがウエストウインの後押し役を背負っていく日は、いつか必ずやってくるはずです。
チームサポ-ト面々がチヒロにボチボチWESTWINの看板を背負って走るという
課題を与え始めているようですが、僕個人の意見は難しい事は考えず
伸び伸び闘ってほしいと思っています
誠司からチヒロは51使いに成れそうですか?と先日尋ねられ色々話をしました
で、決まったことは今期スト-ブリ-グに入り次第、いまや伝説になりつつあるマシンに
新しい心臓を載せてみようか?ってことに。。。。。
不思議ですね哲朗のマシンもJ20搭載機であるにも関らず
後藤のマシンと全く異なる荒々しいカンツオ-ネを奏でる
果たして今度のJ20は通称TDAサウンドを響かすことが出来るのか?
TDAで砂塵巻き上げエンジンが咆哮するシ-ンが再び見られるのか
それとも新たなカンツオ-ネを奏でるのか?新たな幕開けの予感。
看板を、という話はまだまだ早いでしょう。
経験を積むことが今期からの課題です。ただ、彼には後藤君と違ってテンロクから経験するというステージの奥深さが与えられている。番付を上げていく苦労は、必ず後藤君たちに匹敵する腕を磨くことができます。
51の今後も楽しみです。
そういえば、高田さんのところのスクラップな01Rは、どうにかならんもんですかねえ。
01Rでしょ・・・・
かなりフレ-ム開いていますから
何より1人でやってるSHOPなので、なかなか手を付けることも
できませんし、このまま朽ち果ててしまう可能性ありですね
あれが二台も朽ちているのがなんとももったいなく。
寄ってたかってみんなでニコイチとかできたら(通うのか? 俺)などと妄想します。
普段使いで、自在に扱えるようにするのだと01系の方がいいですね。
あえてMTタイヤとか低グリップのタイヤを履かせて、コントロール性を日頃から鍛えておくのもいいかも。
51は同じような格好でもフロントヘビーだから、01を自在にコントロール出来てないと、振り回されるだけでしょうね。
問題は緑の01を街で乗ってると目立つだろうな(笑)
あれは排気管横出ししてたりで車検通らないんで、テンロクのハードトップが出てくればそれがいいと思います。
エンジンの重さのことは先日伝えまして、ショートでも11Wはだめだよと(あー乗ってただけにくやしー)
まあ奴は基本学生。。。それなのにお金掛かるレ-スやってる
エントリ-代、改造費、タイヤ等消耗部品、そして壊れた時の修理代金・・・・
それをガソリンスタンドのバイト料で何とかやっていってる
今時、こんな若造いないですよ(笑)
そしてもう1台エスク-ドが欲しいって親父が泣くだろうな
逸材に対する先行投資ですよ。と、お伝えください。
まあねー、それが初代のエスクードだっていうところが、世間じゃ理解しがたい話にもなるんですけど。
だけど確かに、そういう若い子が他に皆無とは言えないにせよ、レースのために自ら資金を稼ぐというチヒロくんのスタンスは、頭の下がることですね。
勉強よりも面白いもの見付けちゃったんでしょうね。
飽きるか、さらにハマるかは本人次第(笑)
バイト代は、昼はバイク、夜は車とガソリンを湯水のように使ってたから人のことは言えない。
まあまあそれもまた勉強ですよ。
なぜなら飽きたとしてもそれを赦されない環境を背負っちゃったから。