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  ~懲りない傾向~

ウルトラの父がまだ独身か新婚の頃・・・

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第一期ウルトラの直撃世代にとって、やれセブンの息子だタロウの倅だとたたみかけられたニュージェネレーションズのウルトラマンたちは、面白いなりに小ぶりな物語感を拭いきれない部分があります。その経緯が一切語られていないことにも不満があります。それができないんだったら最初から二世ウルトラマンなんかやらなきゃいいんです。そこを突っ込もうとしたら、実はウルトラマンタロウとウルトラの父という実の親子関係も、メディアによって広報されていただけでした。

ウルトラの父なんて、よくよく考えてみたら初登場時にはウルトラマンタロウの影も形も無い、ウルトラマンエースでの客演(1972年10月6日)で、出てくるなりエースを助けて命を落としてしまうという強いのか弱いのかはっきりしないとーちゃんでしたが、10話後にいきなり何の脈絡もなく復活して、さらに月へ還った南夕子を伴って地球人を助けるかなり安易な活躍ぶりでした。父は意外と夕子びいきで、後のウルトラマンタロウでも共演します。

こういう背景を見ると、そのうち「ウルトラマンエースの子供」なんてウルトラマンが出てくるとしたら、そこは母親をきちんと設定して、可能なら夕子をそのポジションに置いてみたいと思うわけですが、それよりも実子に「タロウ」と名付ける父が、なんでそういう選択肢を持つに至ったのかを先に観てみたい気がします。齢16万という、ウルトラマンキングを別にすれば長老格の父・ケンは、案外初代ウルトラマンよりも前に日本に来ているのではないかと。

彼がいつ頃の日本に来たかという考証も必要ですが、何万年前ではなく、せいぜい江戸時代あたりで「太郎」と呼ばれる男の子が存在した時代で、対象となるファーストコンタクト相手の「太郎」の人となりに好感を持つに至った若き日のウルトラマンケンを描くのもいいんじゃないかなあと思うついでに、「大江戸ウルトラマン」なんてタイトルまで妄想してしまいました。時間軸が矛盾しないなら、闇落ちする以前のウルトラマンベリアルと共闘するのもありでしょう。

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