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  ~懲りない傾向~

台風の最大記録

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昨年の台風19号(15号もあったし)は関東地方でも甚大な被害を出しましたが、その同じ10月12日、1979年のこと、台風20号にカウントされた暴風雨は870hPaというとてつもない気圧低下を記録していました。日本へ北上する途上の洋上であったことから、この勢力は日本到達までに衰えるのですが、それでも今なお世界記録です。この最大勢力時の風速は秒速70m。日本列島のかなりの範囲で被害が出たものの、この勢力のまま縦断しなかったことが不幸中の幸い。

本州を縦断して東北地方で勢力を取り戻す、発生から約2週間に及ぶ台風20号は、先月の台風10号に似通った巨大なものでした。ことしの10号は、9号の後を追う進路であったため、予報のような巨大勢力を維持できなかったことも運が良かったと言われています。が、先日、環境科学を専攻する大学教授に伺ったら、「70m級の台風は、温暖化傾向が続く21世紀後半にはスタンダードになる」と答えられ、「大きいやつは90m級を警戒しないと」とも言われました。

それって、日本には来なかったけれど、2013年にフィリピンで猛威を振るった台風30号の瞬間最大風速。なるほど中心気圧895hPa・最大風速65mだったといいますから、そういうのが将来は恒常化するとなれば、その時代まで自分が生きていなくても穏やかな話になりません。今、災害対策よりも被災復旧に追われている現状って、これに対処していけるのかどうか心配。週末の台風14号は基地周辺には何も引き起こしませんでしたが、それも幸運だよね。

 

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