暮れの挨拶で訪ねた仕事相手の事務所で、そこの所長から思いがけず(二度目なんですが)葛巻高原の焼肉のたれをいただきました。
何が思いがけないって、北緯四十度の迷走を・・・読んでみたら書いてなかったので捕捉しますと、迷走の末に迷い出た葛巻高原レストハウスで食った焼肉が大変美味くて、肉はもとよりたれが良かったのです。当時、これを買って帰って仙台作戦室で肉を焼くときに使っていました。
「夏場に雷蔵君が葛巻談義でほめてたじゃない。それで、コロナ禍じゃ帰省もできないしってことで取り寄せちゃったわ」
彼女はにこにこしながら言うわけです。大雑把に言うと、彼女の出身が高原西側の岩手町なのです。夏場に、というとあれか。摂氏三十五度の昼下がりのときにそんな対話をしたような覚えがあります。冷麺に続いてありがたいお土産となりました。
これはもうさっそく、と学園都市から最短距離の県道ルートでうきうきしながら帰宅したらば、日中なので当然ですが家族は全員仕事で出ていますんで、米を焚け、肉を焼けと誰にも命ずることができず、サトウのご飯を温め、自分でフライパンをあぶりながら冷蔵庫を開けたら、都合よく牛肉なんかあるはずもなく(笑 買って帰れよ)、豚丼に変更です。
あー、でもこの味だよ。ちょっとかけすぎたけど。