まさか今世紀に入って、あ~るの新作を読めるとは思いもしませんでした。平井和正さんの「ウルフランド消滅」のような展開で、春風高校OB以外のいろいろな連中が出てきてしまうのですが、それもこれも成原博士健在、という構成。R・田中一郎君は例によって影が薄い。鳥坂センパイも、ちと影が薄い。それでもまあ、面白いからいいです。
しかし・・・ああ、読みきりなのがもったいない。
自分の世代から言うと、「光画部」「インターバルタイマーの人」「氷酢酸しぶき」「イワッシー将軍」などというあまりにもマニアックな言葉が、少なくとも干支で一回りを超えているあおいろさんから発せられるのはちょっと意外でした。
よくよく聞いたらお兄さんが買ってきた雑誌を読んでいたということですが、ところが時々、レコードやCDに収録されたドラマでないと知り得ないはずのせりふまで飛び出してくるのは、ちょっとどころではない意外性です。
でも、この「究極超人あ~る EVOLUTION」を読みながら、にやにやくすくす、うひゃひゃとやっている、うちの霙を、知らない人が傍から見たら、もっと変だと思うんだろうなあ。もとの連載が1985年から87年だったそうですから、霰も霙も生まれていないばかりか、僕だってジムニー乗りの独身でしたよ。作者であるゆうきまさみさんは、ことしが漫画家家業30周年なのだとか。そうか、原点のアニパロマンガまで遡ると、そんなに時間が経っていたのか・・
これは・・・
コミック?何かの一部? 今見ても面白いですよねあ~るw
「ゆうきまさみ年代記」という企画本が出まして、代表作がぶつ切りで収録されています。小松左京さんや新谷かおるさん、高橋留美子さんとの対談なども載っていますが、これも昔のムックからの再録。新たに庵野秀明さんとの対談、出渕裕さんのエッセイがあります。
え~
読みた~い。
いつか言ってみたい台詞ナンバーワン。
「岩清水、金を出せ」
まぬけ時空発生装置が出てきますよっ。新たに「多次元位相転換変調交雑生成機」と呼ばれてます。
「ぱふん」のあとは、彼の代表作を満遍なく知っていたほうが面白いのですが・・・遂に自分でセルフパロディーをやるほどになってしまったという・・・
あ~るのDVDも再発されるんですね。
一家に一台じゃなくて一枚常備しないと。
あおいろさん>
「ゆうきまさみ年代記」って11/30に発売の単行本に載ってるようです。
ぬわにっ! DVDは持っていないのよ。VHSはセル版とレンタル版の両方持っているんだけれど(本編には何の変わりもない、映像特典違いなだけ)
きうさん
えー、そんなのが出てたのか。
書店へ急がねば。まだ残ってるかな(汗
僕の場合、あ~る、パトレイバー、じゃじゃ馬あたりまでが世代ですね。
ゆうきまさみが恋愛モノを書くと、独特のケツがむず痒くなる感じ、ありません?
学園モノが一番はまると思うんだよなー。
あだち充とならぶ小学館二大ゆる巨頭かと。
ところでOVAとか持ってる人がふらやましいっすよ。
じゃじゃ馬のあとの「クニエ」は、彼初めての打ち切りを食らった敗残作品(本人談)ですが、僕はあれの先行きがけっこう楽しみだったので、残念なんです。
もう中堅も越えて御大になりつつあるから、沢山のバリエーション描いてくれそうもなく、「鉄腕バーディー」だけというのがつまらない(今のバーディーみたいな作風は、確かに似合わないんだよねえ)
ややや!
雷蔵様もウルフガイシリーズお読みだったのですなぁ!
文庫本集めてましたがドコヘやってしまったやら・・・
(あ~る君に食いつかなくてゴメンナサイ。)
おやっ、ウルフガイの対話ができる相手を見出すのは何年ぶりなことか!(文庫本、てところにゼネレーションギャップが)
本流は少年犬神明の「狼の紋章」なのだと思いますが、自分の趣味としては中年・犬神明の、まだCIAあたりと小競り合いしていたくらいの話が好きです。
まじめ編として見た場合「狼よ 故郷を見よ」で、不真面目編が「狼の世界(ウルフランド)」がお気に入りなのです。
今日、サイン会に行きたかったのですが、昨夜飲み過ぎちゃって無理でした、残念。
http://www.yuukimasami.com/yuukimasami30th_event.html
サインはさておき・・・ しゃもじ は欲しくなりそうな気分ですねえ。
「まぬけ時空 いわしみず」(7月14日 1名)
だれだ、こんなキーワードで検索しているのはーっ(思わず喜んじゃったよ)