妙に帰りが遅いと思っていたら、帰ってくるなり霰の一言。
「いやー、道に迷っちゃってなぜか国道(6号のことらしい)を横切っていた―」
彼女の通勤ルートは現在、国道6号を使いませんから、横切ること自体とんでもなく迷走。すると霙が、
「ねーちゃんのクルマにナビついてるでしょ。あれに自宅登録してあげたでしょ」
そう言えばそうだよと、なぜ使わないのかを聞いたところ・・・
「なんかさー、あれ使ったら負けだって気がして―」
「あー、それはわかりますなあ」
・・・なんじゃそりゃ?
僕なんかはしょっちゅう、知らないところへ仕事へ出るから、戻るときには果敢に「つくばーど基地」(要するに登録された自宅の変更名称)とワンボタンでルート設定しちゃうのですが。
・・・信じて使って痛い目見た夫婦がココに居ります・・・
そこへ行こうってことで目的地設定して出かけたら、店舗が既に無かった。
というのはよくありますよ。
「負けた気が」なんとなく、わかるよーな気がします。
幹線路一本道でもナビがないと不安、とか聞こえてくる昨今、お嬢おふたりは、かなり健全と思いますねー。
通勤路で迷子になって、まあ走っていればどうにかなるかー。
ってところは、どうなんだかなーと思ったんですが・・・
「親譲りでしょー」
と言われてぐうの音も出ません。