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  ~懲りない傾向~

マジですか?

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「けっこう面白かったよー」

と、友人がお子さんと観て来たという「仮面ライダー×仮面ライダー OOO&W feat.スカル MOVIE大戦CORE」(何だこの異様に長いタイトルは)のパンフレットを見せてもらって「げげげっ!」

なんか、見たことの無い装甲車が登場しているではありませんか。

 

形としては、仮面ライダーWに登場していたリボルギャリーに良く似ていますが、細部の意匠は、物語の上ではWよりも過去に活躍したことになっている、仮面ライダースカルのモチーフでまとめられており、いやーな予感がよぎりました。仮面ライダースカルとは、Wに変身する2人の青年の片方を弟子として、私立探偵を営んでいた鳴海荘吉が変身する姿。我々の世代としては、スカルマンのオマージュ的なキャラクターです。

友人によれば

「鳴海は現役バリバリの時代、スカルになる以前から、Wに出てくるミュージアム(悪の組織)と戦っていて、シュラウド(えーと、解説するとまずそうなので割愛)ともコンタクトがあった。だから探偵事務所の奥にこれが既にあって、スカル用のマシンもあって、あとは鳴海自身がそれらを行使するかどうかだけの段階だった」

ということで、まあ使っちゃうわけですね。この装甲車はスカルギャリーと呼ばれ、スカル用マシン・スカルボイルダーと連結して相互に強化される設定のようです。この展開が描かれたことによって、Wの時代により強力な装備となり、大型化されたリボルギャリーが存在することも、W専用のハードボイルダーがスカルボイルダーと酷似していることも、ついでに言えばWの相棒である仮面ライダーアクセルが、わけのわからない変形合体を遂げるアクセルガンナーの技術的なベースになっていることも、すべて明らかになっていくわけです(たぶん)

それは面白かろうし、納得の展開。スカルはなんともおいしい役どころだなあ・・・と思う反面、こちらとしてはマジですか? の驚天動地です。

「そんで・・・これ、作るの?」

友人はにこにこしながらそう言うのです。うちのTOYS HANGERでは確かに、過去に何個かの、販売されていない(その当時は販売されていなかった)ライダーマシンを自作したことがありますから、これもやっちゃうんだろ? のノリで聞いてくるのです。

「いやいやいや、こんなの無理っ。第一、改造用ベースのリボルギャリーなんか持ってませんっ」

「だってお前、スカルボイルダーのときは、おもちゃが出るだいぶ前にあっさり作ったじゃん」

「あれはきわめて安い食玩があったからだ。加工もわずかで済んだからだし」

スカルボイルダーにはちょっとした恨み(笑)もあります。名前も無しに出てきた一瞬のシーンで、調べてみても「スカル専用ハードボイルダー」としか表記されていなかったマシンゆえに、これは勝手にスピンアウトできそうと、マシン名まで考えながら改造した経緯があります。後に玩具化され、スカルボイルダーという名称も決定して、こちらとしてはへなへなと・・・ 今もって、古いほうのマシンが後付け的なネーミングであることには納得できないのですが、決められてしまうと何も抵抗できない。

「だからさ、今度のも、市場に出てくる前に作ってしまうのが男ってもんだよ」

「か、勝手に言うなっ。ただでさえ『スーパー1のVマシン』と『響鬼の凱火』が揃わなくて、うちのハンガーは半端なのだ。この上こんなものまで増やしやがって!」

まったく、本家のスピンアウトには敵いません。もうこんなのは、安価なやつがリリースされるのを期待するだけです。

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