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  ~懲りない傾向~

影は数多のSUVに憑依しているのです

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ようやく及第点の記事を読みましたが、影が薄いも何も、もともとハンガリーから持ってくる台数を抑制していたのだから爆発的な販売実数などにはならなかったのが四代目です。七カ月のブランクの間にハイブリッド化を果たして、今後の環境基準と対峙し、おそらくは完全なEVへの遍路を辿っていくのがエスクードの開拓精神だと考えれば、むしろ何物も怖れない潔さがそこにはある。そう考えれば、初代からここまで、よくぞドラスティックな変化を遂げたものです。

かつてホンダシビックがコンパクトカーのパッケージやスタイルを確立したように、エスクード以降のあらゆるSUVが、ミニバンが台頭するまで、いや台頭した後も、RVを苗床にスタイリッシュさを標榜しているのです。数多のSUV・クロスオーバービークルには、エスクードの影が少なからず落ちている。僕ごときが言うのもなんですが、いまさら初代じゃないのよ。まだ見ぬ五代目に大いに期待を寄せるべきなのです。かっこ悪かったらいやだけどね。

その一方で、こういう相変わらずの悪辣な記事もあります。発売直後に水を差すがごとく、乗りもしないで言うべきことではないし、買う気が無いなら書くなと言いたい。メーカーにも購入検討層にも失礼極まりないです。実験的モデルで終わるなんて、どんなメーカーの自動車だって将来展望を考えたら当たり前じゃないですか。ハイブリッドの先には完全な電動化という宿命が待ち受けているのですから。第一、歴代を振り返る部分がそれだけかよ。

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