「機動戦士ガンダム 水星の魔女」が我が家では父娘で盛り上がる話題になっていて、お互いにモビルスーツの概念や基礎理論についていけない娘と、最近の声優陣がさっぱりわからない父親とで、なんで盛り上がれるんだ? という不思議な環境が生まれております。なんと言っても1995年生まれの霰が「水星の魔女って少女革命ウテナ(1997年)だよねえ」と言い切ってしまうのがとーちゃん的には「何で知ってるんだ?」の謎なんですが。
一見、これはかみ合わないだろうと思われそうな水星の魔女談義で、いきなり共通見解になったのが「あれを特撮ドラマにしたらミリオネ・レンブランは池田エライザで、スレッタ・マーキュリーは大原優乃あたりでいいのではないか」というところでした。
あー、何の思慮も配慮もない父娘のたわごとですから、異を唱えられても不許可です。このたわごとのやり取りで大事だったのはそこよりもむしろ「なんで原作なりアニメなりを俳優に演じさせようとすると『実写』って言うんだろうねえ。ガンダムなんて『特撮』でいいじゃない」という見解の一致でした。
それともっと大事なことですが
水星の魔女の俳優演技ドラマ化って話は一切ありません
ただ、先日の放送を見ていて、銃火器であれ戦闘機であれモビルスーツであれ、戦争に使用することは命を殺めるものだと痛烈に再認識させられて、よくもまあ日曜五時台にあんな描写をやったもんだよと甘いことを思うのですが、そういった描写にこそ実社会と照らし合わせの上嫌悪感を抱くべきだよなあとも考えさせられました。
だからですね、仮に女優使って特撮版水星の魔女を作る機会があるのなら、ああいう路線からは乖離して、学園内熱血ラブコメの番外編エピソードでまとめてもらいたいと、つくづく思いましたよ。