連休中、BS12が怪獣映画特集を流していて、「ゴジラvsデストロイア」がかかっていました。僕がこの映画を観たのが1996年の1月だったため、あとで触れる勘違いが生じていたのですが、今見直してもひどい映画で、わざわざ54年の「ゴジラ」のヒロインであった河内桃子さんを出して警鐘的な言葉を話させておきながら、その54年との繋ぎでしかなく、「ゴジラ」そのものの警鐘どこ行っちゃったんだ?な感想に至ります。
もっともその辺のことは例によって棚上げしてしまう話で、前々作の「ゴジラvsメカゴジラ」に続き、端役ながらスズキエスクードが登場していることには注目するわけです。テレビ局のキャスター役を演じた石野陽子さんの運転するTD11W、いわゆるV6ノマドは、この当時まだスズキの売れ筋四駆でした。
ドラマがまた96年の物語だったのでうっかりしていましたが、この映画の封切りは95年の12月9日で、その時点ではV6ノマドは売れ筋どころかスズキのフラッグシップというポジションだったのです。まさに円熟の頃の端役でした。限定車の車体色を別にすれば、11Wシリーズにはカタログカラーが3色しかなくて、ここで使われていたスキューバブルーメタリックのツートンは、うちで乗っていた先代らすかると同じであったことも印象的でした。
ところで何を勘違いしていたかというと、10年前に「暦の上ではDecember」を書いた折、vsデストロイアのことが抜け落ちています。物語が96年の設定だから間違いではないのですが、なんで公開直後に映画館に行っていなかったかというところがミソ。公開日の未明、霰が産まれたからでした。そりゃ遊んでられませんよ家内のケアもあったし出生届しなくちゃいけないしそのために無い知恵絞って最強画数の命名したりで(笑)
これはぼくにとっては、平成VSシリーズの中で特に一押しですけどね。
怪獣デストロイアも、ゴジラ以外の怪獣では特に好きです。
この舞台となった臨海副都心も、また聖地巡礼に行ってみたいです。
最初にデストロイアの幼体が出現したテレコムセンターで、一時期仕事をしたことがあります。自衛隊の前線本部となった晴海客船ターミナル(特捜エクシードラフトの本部)が解体されてしまうのが残念です。
今作の劇用車では1.6ノマドが登場したのは良かったですが、もっと格好が良いと思ったのは台場に出撃した警視庁特殊部隊の車両、マツダ・プロシードマービーですね。あの車両も格好いいと思いました。
ラストで死んだゴジラジュニアが新たなゴジラになって復活した場面、この後どうなるのか、人類の味方になるか、敵になるか、先が気になりました。
1600じゃなくて2000のノマド。
そうでしたか、すみません。
ぼくもこれが公開された当時、高校受験を控えていて連日勉強に追われていて劇場へは行かれませんでした。テレビで観られたのは、公開から2年ほど経ってからでした。
思えば劇場の大画面で、観てみたかったですね。
そうでしたかって、TD11W、いわゆるV6ノマドって記事に書いてるじゃん。