なんのこっちゃと思われそうなタイトルですが、フロリダのマイアミからカリフォルニアのロングビーチまでの道のりが、ざっと800マイル。マミポコさんのTA01W「お嬢」は97年式の初代最終型で、車体色がマイアミブルーメタリックとシルバーのツートンでした。腰から下の銀はそのままに、青の部分を塗り替えた色が、ロングビーチブルーというターコイズ系の青緑です。ゆえに面白がって「八百哩ペイント」と呼びます。
ちょっと意外だったのは、このロングビーチブルーって、スズキの塗装色ではなくBМWのものだそうで、異国でバイエルン州のメーカーがカリフォルニアをイメージしてカラーリングのネーミングをするんだなあと・・・まあそれを言ったらスズキだってフロリダをイメージしているわけですが。
この2つのカラーイメージの街について調べてみたら、ロングビーチにはもっと意外な縁があることを知りました。東部からの入植が行われたロングビーチは、その都市名を正式に定めたのが1888年。エスクード誕生100年前のことでした。もうひとつ、あと少しで月軌道に達する「お嬢」ですが、ロングビーチ(カラー)になったということは、ヒューストンに「より近く」なったのです。もっともフロリダにはケープカナベラルがありますが。