「名代 富士そば」と「機動警察パトレイバー」の接点なんて、よくまあ着眼したもんだよと思いましたが、肝心の富士そばは「苫小牧には無い」って、そこは重箱の隅な話です。
だけどコロッケそばが東京名物だということは知りませんでした。確かに鉄道通勤の頃は上野駅のホームの立ち食いそば屋で、かけそばにコロッケを足して食っていたものですが。
話を戻して苫小牧のコロッケそば。パト・アーリーディズの第五話にて、特車二課の篠原遊馬が食うわけです。コロッケどころか生卵、いなりずしと立て続けに追加していくのでそば屋の親父は呆れるついでに不愉快極まりない面持ち。かけそばの熱いところをネギ抜きで七味唐辛子大量にぶっかけすする。それが立ち食いのプロの王道のようですが、プロ意識なんて大きなお世話だね。でもそのあと人と会うことを想定すると、ネギ抜きは僕も同感です。
第五話、「二課の一番長い日 前編」にて、ここは重要なシーンなのですが、もちろん遊馬にしてみればこの時点で「かけ、熱いところを貰おうか」「おっと済まないね、ネギ抜きで頼むよ」と隣にやってきた立ち食いのプロ意識満々な男・甲斐冽輝が、直後に特車二課が巻き込まれる東京クーデターの首謀者にして遊馬の上司である後藤喜一特車二課第二小隊隊長の元同士などとは思ってもみなかったことでしょう。富士そば協力の企画はこのわずかなシーンが全てです。
実は、かけそばに関してはこのエピソード後編・第六話において、後藤喜一も立場上潜伏せざるを得なくなった都内で、朝飯としてすすっています。パトファンの間では、後藤が食っていたかけそばは甲斐と同じ内容か、なにかしら・・・せめてネギくらいは載せていたのかが今でも話題になっているそうです。後藤はクルマでそば屋に乗りつけていますが、富士そばの都内店舗だとそれができるところはなかなかないんですよねえ(やりましたけどね)
何を食おうがほっといてくれなので立ち食いの王道からは外して、熱いところではなく冷やしコロッケそばでネギ抜きです。わさびが付いてくるため七味唐辛子もオミットです。だってこの暑さですよ、甲斐自身「寒いときはこれに限るね」と熱いかけそばについて語っているのですから。本当なら来年の2月にでも使えば良かった話題ですけど、このコラボ企画は今月内終了だというので、強攻策をとりましたが「パトレイバーの日」(8月10日)からは溢れちゃいました。
ちゃんと添え物にワカメが入ってルので、
正統派コロッケ蕎麦と認められますな。
バランス的には コロッケもうひとつ
載せたいところではありますがの(笑)
普段立ち寄る別の立ち食いそば屋(椅子テーブルあるので立ち食いではないんだけど)と比べると、富士そばの場合は「冷やし」ではなく「かけ、熱いところ」の方が合いますね。
でも・・・ほんとうはカツ丼頼みたかった。真夏じゃなかったらカツ丼追加でテイクアウトしてましたね。