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  ~懲りない傾向~

繁華街のにぎわい

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この連休中、一番町や国分町のアーケードを中心に、飲食店の復旧開店も多くなりました。食材が傷まないうちに、あるいは尽きるまで、といった事情があるため、献立は限られていますが、一人で部屋でぼそぼそと食事するよりは、文明回帰の実感があります。それでも、お金もまた備蓄のひとつで少しずつ削られていくので、そう毎回外食をやっているわけにもいきません。

書店には、立ち読みのお客がたくさん。停電が復旧してもなお、先週あれだけ災害特番を見続ければ、それ以外の情報を欲するのは無理もないことか。しかし中旬ごろ発売の書籍は並んでいません。ドラッグストアや洋品店は、生活雑貨が相変わらず品薄です。ただ、足を伸ばしていないけれど、市場と呼ばれる商店街では、野菜も魚も手に入ります。

機能低下しつつも、被災地にあって繁華街がそのまま健在であることは、住民にとっては大きな拠り所です。構造物の損壊という見方でなら、インターネット上で見かけた水戸市の方が被害が大きい。つくばの独立行政法人が有する研究施設などは、聞くところによると被害の概算がおおざっぱに見ても400億を上回るとか。言い出したらきりがない復興への道のりでしょう。でも、街が残っているということに、何かを踏み出すための軸足が使えると思えるのは、きっと励みになるのではないかと思います。

4 Responses

林道や廃道を走っていると、こんなところに!と言うところに営みがあった、なんてことが多く。
人の生きる力ってのは色んな意味ですごいんですよね。
ちょっと色んな意味で個人的に参ってる僕ですが、ややもすると伏せ目がちになるところ。
人と話すと不思議と気持ちが軽くなるんですよ。
これもひとつの手当てなんですかね。
やはり、人は人と一緒にいるだけで、何となく元気になるし、落ち着いたりするんですよねぇ。

  • そうか、苦しい思いをしているのは被災者だけとは限らないのだね。
    誰かが誰かを支えることができるなら、声や言葉は何かしらの手段で交わすことができますよ。
    僕はここにいますからね。

  • こちらでも震災直後から、外食は安定していました。スーパーから商品が消えたにも関わらず・・・。
    初めて立寄ったラーメン屋さんでの帰り際、ありがとうございますの代わりに「お気を付けて」との一言。
    ジーンと響いた一瞬でした。

  • 言葉というのはどんな形にでも気持ちを伝えてくれますね。
    その使い方を見誤ってはならないんだなあと思わされます。
    んー・・・なかなかそれができないんですけどねえ。