Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

白い弾丸

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1974年2月16日、長らく苦痛をもって(暴言)見ていた「仮面ライダーV3」の後番組となる「仮面ライダーX」が始まりました。1号ライダー風味に戻しながらも銀の仮面という姿は、顔の真ん中がミイラ然としていて気持ち悪かったV3よりもすっきりしていたことと、ベルトのライドルのデザインが良かった。深海開発用改造人間=カイゾーグなる設定は仮面ライダーの新機軸とはいえ水上バイクにでも乗るのかと思ったんですが、水空陸汎用オートバイが出てきちゃいました。

サイクロンやハリケーンと比べたらもう不細工なんですが、実はこの「クルーザー」にはその「ぶさかっこよさ」を覚えてしまい、模型を買って組み立てては不注意で倒してしまってレシプロポッドのプロペラを折ってしまって意気消沈した記憶があります。

白い弾丸とあだ名され、海中を進むことも水面上を走ることも可能なんだから空だって飛べちゃう優れものなのに、なんでレシプロエンジン括りつけてるんだろう?と首をかしげもしたのですが、フロントカウルにこれがあるというのは、サイクロンやハリケーンの格納式ウイングに通じるものもあるなあと勝手に解釈しました。

何が楽しかったかって、50年前のスーパーバイクには、そういった謎の部分が多くて、自分で原理や性能を想像する余地もあったのです。

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