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  ~懲りない傾向~

対G特殊兵器開発特別法案

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という物騒な立法は1999年に国会が可決したもので、これに基づき2003年、型式MFS-3(Multi-purpose Fighting System – 3)・通称3式機龍が建造され、5月6日に起動試験が行われました。なんでこんな格好をしているのかと言えば、機体の骨格とも言うべきメインフレームに、1954年に撃退され、海底から引き揚げられた古代生物の骨が用いられ、DNAコンピュータとのリンケージシステムにも応用されているからでした。

そこからの話は全部すっとばして2023年。地球防衛隊による対怪獣武装として23式特殊戦術機甲獣・アースガロンが開発され運用開始されます。3式機龍から20年、やはり機体のフォルムは2足歩行の恐竜型で、それまで人類が対峙してきた怪獣の特性や弱点を解析し体現された、戦闘形態としての極みなのかと思われます。その開発経緯は、1999年に地球圏に飛来し撃墜された他の宇宙文明・地球人側の呼称でV99がもたらした技術がベース。

23式が3式に酷似しているのは、逆に見ると3式のメインフレームに古代生物の骨格を使いながらも、原理から武装などの肉付けがあまりにも進んでおり、V99の技術が関与しているのかもしれません。3式には明確な意思疎通機能はありませんが、土壇場でパイロットの意志を理解する能力を発揮しました。23式では対話型AIシステムによって能動的なコンタクトを可能としたところが特徴・・・と、5月6日とか1999年というキーワードだけでここまで引っ張ったけど無理があるなあ。

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