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  ~懲りない傾向~

里の桜もそろそろ見納め

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天狗の森に限って言うと、ことしは桜前線がのんびりと滞在してくれているようです。つくばーど®花見の際は大急ぎで咲いてくれんかねえとやきもきしていましたが、3月末に開花して山肌は色づきました。その頃、里の方は全く開花の様子がなく、おおむね1週間は遅れて咲き始めました。ところがその後雨天気と大風の夜を経て、市内の小学校の入学式は、せっかくの満開にもかかわらず傘をささねばならない校庭だったようです。

その雨風で里も森も少しずつ花びらが散り始めています。この週末がことしの花見の見納めになると思われますが、それはソメイヨシノのお話。これから山桜が見ごろになっていく季節です。いちいち樹種を見ているわけではないのですが、天狗の森には20種2000本の桜があるそうですし、それ以外で山中に生息している古来の野生樹はカウントされていないでしょうから、森の彩りは当面賑わいを続けます(悪く言っちゃうと腐海の様相です)

森に対して里の桜は、街なかにいくつかの花見スポットがあります。駅周辺などはまだ樹齢の若いものもあるためフリーマーケットと花見が同時に行われます。かつて学校であり公民館であった場所にも見事な樹軍があります。それらの中のひとつが、池のほとりの桜で、これは昭和30年代以前から所在する古樹が伐採され、残されたものが古くなりつつある風景です。昭和40年代にはこのあたりに駄菓子屋があり、買い食いに出ておりました。

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