スズキ側のeVITARAとトヨタに供給されるアーバンクルーザーが事実上の兄弟車であることはすでに周知されていますが、ほぼ同一の車体ながら、前者がイギリスで2万9999〜3万7799ポンドで、オランダで先行している後者が約3万3000ユーロと、円にしたら700万とか500万とかを軽々と超えるクルマ。こいつらが黎明期のBEVだからという宿命なのか。頭の中にこびりつく車名が過去のもので、そんなタマかよって言いたくなるんだけれど。
そのBEVとしてのメーカー保証が、両社ともディーラーでの点検整備を条件として「最長10年か、走行距離96万キロまでバッテリー容量の70%以上を保証」という顧客への信頼獲得と囲い込み対策を用意しているようです。
すごいなあ。少なくともスズキの四駆に乗って40数年、96万キロ保証なんて言葉は聞いたこともありません。搭載されるバッテリーの品質がどれほどのものかは未知数だけど、それくらいのことをやらなければ欧米でのシェア争いには太刀打ちできないのかもしれない。しかし10年乗る人は確実にいるとして、96万キロ走らせるユーザーって、海の向こうならば当たり前なんでしょうか。
いずれ両車とも日本国内でもリリースされるなかで、96万キロって誰も本気にしないんじゃないかと、実際に走らせた人間としては感じてしまいます。
エスクードではなく、ランクルの話で恐縮ですが、開発者の方の言では、海外では200万キロはザラに居るそうで、未確認ながら400万キロの個体があるそうです。
アフリカあたりで使われているエスクードって、どれくらい走っているのか興味ありますね。
とは言え、日本国内でエスクードの96万キロは、雷蔵さんをおいてほかにないのは、間違いないでしょう。
90年代から修理しながら乗り続けている個体であれば、アフリカには100万キロを超えたエスクードがあるかもしれません。
獣の女医だった滝田さんのは10万キロ台でリタイアしていますが、まあなにしろ走っていた場所が過酷すぎでした。でも彼女、ランクルは重くて高いと敬遠していましたね。
200万キロだの400万キロだの、もはや一個人でどうにか出来る走行距離では無い?(と自身の乏しい想像力では思います)
更に同一個体でとなるともはやオリジナルを保っているのはフレーム位?
エンジン・トランスミッションも何回総取り換えすることになるやら。
(取り上げるのは口惜しいですが笑、件のセドリックはエンジンはオリジナルでATは取り換えだったっけ?)
うちはその逆になりましたね。AТユニットは交換していない。