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  ~懲りない傾向~

事実は特撮より奇なり

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伊豆から千葉まで約80キロを漂流し救助された人のニュースが先日流れていましたが、海水浴中に黒潮に流されながらも36時間、身に着けていた浮き輪が命綱となったという話は、様々な幸運が重なった、奇跡に等しいことだったと感じます。仮に遠泳で見てみると、2013年に60代の女性がフロリダ海峡177キロを53時間かけて横断していますが、50キロを越えた遠泳記録はこのフロリダ海峡を含めて過去に三回くらいしか無いのです。

子供の頃、MATの南猛と郷秀樹がマットアローのトラブルで伊豆沖に墜落し、真冬の海を泳ぎ浜辺に着いたら千葉だったという第47話の展開には子供のボキャブラリィで「そんなんありえねー」と文句を言いかけ、「あー、それこそがМAT隊員の資質なんだ?」とも思ったものですが、現実にそんなことが起きてしまったんだなあとびっくりです。不謹慎で無責任なことを書いてしまいましたが、なんであれ無事に救助されてよかった。

2 Responses

「太平洋でメダカを探す」ではありませんがこれだけ色々技術が発展していると思われる現代でも救難活動には困難が伴っていますね。
しかしまあ、作戦室のスイッチひとつで操縦不能になるわ(マットアローの方で解除出来んのかい)
二人が泳ぎ着くまで救難機を飛ばしている様子も無いし(ジャイロって任務に最適なのがあるだろ)
言ってしまえば(怪獣に取り憑かれたとはいえ)ヒューマンエラーでアロー一機とあわや隊員二名まで喪失しかねなかった割には大した問題にされなかった(丘は謹慎しましたけど)のは、伊吹も着任当初からすると随分甘くなったのか防衛軍上層部も同じくというか・・・。
なかなか突っ込みどころ満載ではありますね。
結局郷が茹でダコ取り出す画が欲しかったんだなと(どうやってタコが入り込んだのかは謎だし郷の体温高過ぎじゃないかと、あウルトラマンだからしょうがないか笑)

ともあれ早くもニュースの海に埋もれちゃった感がありますけど人命が助かった事は良かったです。

  • 救難機を飛ばしたかどうかは脚本の行間で、時間の流れを想像してくれということでしょう。そのうえで二人遭難、一人謹慎、対怪獣作戦に三人しかいないんで誰が出るかというカード引きに場面を持って行きたいと。
    あの話は怪獣を出さず、丘隊員に憑依した「何か」得体の知れないものと、巨大化しないウルトラマンが戦うオカルト方向に振り切った方が傑作選レベルになったかもしれないですね。

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