大鹿の角が落ちて生え変わる頃を「麋角解」と呼びならわします。麋、が大鹿のことなんですが、これはヘラジカのことらしく、そんなもん日本にゃいねーぞと言いたくなる。ずーっと小型化されたニホンカモシカというのは棲息しているけれど、あれはウシの仲間です。二十四節気も七十二候も中国由来だなあと思わされるのはこういうときです。2024年は本日から30日くらいまでが、この「さわしかのつのおつる」の頃に当てはまるのです。
日本には棲息していないヘラジカですが、かつてジムニー1300に「ELK」という限定モデルがありました。「エルク」というのはヨーロッパにおけるヘラジカのことを意味します。北米のヘラジカは「ムース」。北米ではエルクはヘラジカよりは小さなワピチを示すそうです。
「連峰」とか「山脈」を持ってきたジムニーシエラに対して、もうすぐ出てくるロングには「ジムニーエルク」(ヤマとシカで、シエラより小さいのが難点)と呼んだらしっくりするように思います。
まあそうなのよ、ジムニーノマドなどと呼んでもらいたくないからだよ。
> ジムニーノマドなどと呼んでもらいたくないからだよ
雷蔵さんは占い師ですか?!予言が当たってる…!(笑)
「ジムニーノマド」と検索したらすでにたくさん出てくるのでほぼこの名称で決定なんでしょうね。
商標登録した名前にも数年単位で費用がかかっていますから、使わない手はないし、使わなきゃ損という考え方は正しいと思います。
それじゃあジムニーって「遊牧民」なのか?と。
サイズと立ち位置でそうなるんだろうけど、もう古臭い名前なんですよ。
ノマドという言葉はフランス語圏だったような記憶も忘れていますが、同じ意味で別の言語から引っ張ってくるくらいのことをやるべきです。
まあそうするとまたぞろ商標登録に費用がかかるんだけれど。
ちなみにですね、NOMADEは90年に初登録された折、「ノマド」ではなく「ノメード」という表音で登録されました。
で、これが一昨年登録更新されています。
使ったかどうかは30日に行われる新車発表で明らかになるでしょう。