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  ~懲りない傾向~

どうせ呼ばれるだろう「ジムノマ」って

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乗ってもいない車のことなんか書ける材料ありませんが、巷の声は「遂に」よりも「エスクードノマドを思い出す」方が多い感じがして、ジムニーノマドのサブネーム効果は抜群です。スズキは長年これを作り出したかった。ここまでTD01Wに寄せてくるとは、スズキとしも理想のパッケージのはず。ジムニーから生まれたものはジムニーに還るということに、僕なんかは悲喜こもごもなのです。いやまあ「喜」の部分はあんまりないんですけどね。

NOMADEという言葉は、スズキでは1990年に商標登録していて、エスクードのロングモデル登場時に初めて世に出ているわけですが、登録時の表音は「ノメード」で、ひょっとすると「ノマド」表音の別な登録商標と被ったのかもしれません。そのあたりは邪推に過ぎませんが、エスクードにノマドのサブネームが付いていたのは案外短く、TD51Wや61Wが出てきた96年には廃止されています(この記事は間違い)。しかし商標自体は更新されてきたことで、ジムニーに活用されることになった。まー昨今の言葉略し文化的には、あっという間に「ジムノマ」なんて呼び方をされるんでしょう。ついでだからその際シエラは「ジムシー」←あのキャラが浮かんでしまう。

茶化すのはここまでとして、珍しくも二階堂裕さんがジムノマよりもエスクードノマドを褒めています。命名者は鈴木俊宏社長だそうな。エスクードのフレーム車体廃止を止められなかったことへの後悔がジムニーノマドの原点ということだそうで、そこはリップサービスだと感じるんですが、ほんとに書くの?エスクードを絡めたJCJ本(少なくとも一年半後に出すプランらしい)。エスクード本については一回ウソつかれているし、この路外軌道帖記事に使っているエスクードもノマドじゃないしで、先行きあてにはなりません。

ところで各車の室内長×室内幅×室内高(mm)

ジムノマ
1910×1275×1200
シエラ
1795×1300×1200

ハスラー
初代
2160×1295×1250mm
二代目
2215×1330×1270mm

エスクード(初代1600)
TA01W 1595×1275×1240mm
TD01W 1680×1310×1280mm

この数字をどう見るかは手にする人それぞれの印象と実感になると思いますが、エスクードのノマドの室内幅でも、二代目エスクに乗ると初代は「狭さ」を体感しました。ハスラーの二代目は数字だけならグランドエスクード並みです。室内高は210mmの最低地上高を確保しての相殺と思われます。世間では「4人乗ることはあまりない」という論評なので、そんなに窮屈さは感じないのかもしれません。しかしジムニーもいよいよ「都市型四駆」におさまっちゃうことを誰も言わない。

と思ったら注文受付停止とはみっともない・・・5万台のバックオーダーを読み違いするというのは、嬉しい悲鳴どころか能天気過ぎの経営です。しかしうがった見方をすると、こういうのって例のウイルス攻撃と似たり寄ったりで、スズキにとってはいい迷惑なんだろうなあ。口が裂けても迷惑とは言えないでしょうけど。

 

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