夏の開催を主催者側の都合で中止してしまったのに、なんですが、つくばーどin妙高高原はけっこう人気イベント。再起動させていただくことになりまして、11月1日に宿を確保しました。
高原は晩秋となりますが、中腹の紅葉はまだ見ることができるでしょう。
ぜひご参加を。お待ちしております。
夏の開催を主催者側の都合で中止してしまったのに、なんですが、つくばーどin妙高高原はけっこう人気イベント。再起動させていただくことになりまして、11月1日に宿を確保しました。
高原は晩秋となりますが、中腹の紅葉はまだ見ることができるでしょう。
ぜひご参加を。お待ちしております。
バイクの男は唐突に聞いた。
『いえ、違いますが』
サイドキックの男は答えた。
『あ、すいません』
バイクの男は走り去った。サイドキックの男は思った。
『まだ信号、赤なのに…』
先日の出来事です。取引先の担当者と一緒にサイドキック2号で外回りをしておりました。
途中、一台のバイクが後方に付いているのに気付きました。比較的道は空いているのにこちらを抜く気配もなく、しばらく同じペースで走り続けたのです。
味の素スタジアムに差し掛かり、道路幅が広くなったところでバイクは2号の右側に並びました。ヘルメットのバイザーで眼は見えませんでしたが、明らかにこちらを凝視しています。信号が赤になり停車すると、今度は左側に回り込んできて窓をノックするではありませんか。
はて、何か気に障る運転でもしちゃったかな?と窓を下げると開口一番
『咄家さんですか?』
確かに一時、小朝に似ていると言われたこともありましたが、いきなり落語家に間違えられることもなかろうと『違います』と即答し、路上の邂逅はそれまでとなりました。
走り去るバイク。信号が変わり妙な空気感の中で走り出した2号の車内で助手席の同乗者が、
『アラシダさんて誰ですかねぇ?』
へ?
『咄家さんて聞かれましたよね?』
と私。
『いえ、アラシダさんて言ってましたよ』
『・・・えーとー(汗)・・・』
どうやら雷蔵さんと間違われたみたいです。“ライゾウさん”と言わなかったところを見ると、つくばーどのミーティングなどには参加されたことのない方なのでしょう。人違いとはいえ、せっかく声をかけてくれたのに無下にしてしまいました。申し訳ないことです。
同じ車種に乗っている、というだけで見知らぬ人に声をかけるということは、けっこう勇気のいることです。大概警戒されてしまうのがオチでしょう。私の生活圏にも個性的なエスクードが三台います。
私がジムニーに乗り始めた1983年頃は、四駆はジープ、ランクル、ハイラックス、ダットラ、ロデオくらいでありまして、パジェロの爆発的ブームが起きる直前といった時期でした。
某マガジンの黄色いステッカーをバンパーに貼り、四駆同士すれ違う際には手を挙げて挨拶しようね、という今では考えられない四駆乗りの奇妙な連帯感があった時代です。
声をかけてくれたバイクの方、年齢は私よりもかなり若い印象でした。もし、またいつかどこかで巡り会う機会があったら是非お話ししてみたいと思った出来事でありましたです。
しかしBLUEらすかると和邇家のサイドキック2号を間違えるなんてね。私からしてみれば光栄なことですが、なんで間違えたんだろ?
朝一番に届いた和邇さんからのメールがあまりにもおもしろほほえましかったので、事後承諾転載です。昨日の僕自身の体験記事よりもインパクトがあります。そして確かに80年代ってそういう時代を過ごしていて、エスクードに乗り始めてからエスクードとすれ違おうモノなら両手を挙げて(おいおい)サインを送りあった時期がありました。
和邇さんには最初、
「そのバイクの人がチブル星のアンドロイドじゃなくてよかったし、和邇さんがまたいたづらっ気出さずに違うと言ったから、フルハシ隊員みたいな目に遭わずに済んだのかもだよ」
と言ったのですが、バイクの人にしてみればきわめてどきどきの状態で声をかけたのに人違いだったという、穴があったら入りたくなる瞬間だったかもしれません。いやはやそれは間接的にも申し訳ないことをしてしまいました。僕もハナシカではないのですが、声をかけてもらえたなら立ち止まれるよう心がけて参りますので、甲州街道のバイクの人、東北に来られることがあったらまたトライしてください。
ちなみにBLUEらすかるは水色のエスクードです・・・ん? 少しお待ちください。
和邇さんのお嬢妹から入電です。
「それって間違われた男というより、聞き間違えた男じゃないですか!」
うーん、そうとも言えるなこれは。
先日のこと、ある役所のさらに出先事務所に仕事があって岩手まで出張し、対応してくださった課長さんがわざわざ玄関先まで送り出してくれまして、軒先に駐車してあるBLUEらすかるを目にした途端、
「雷蔵さんって、つくばーどの嵐田雷蔵さんだったんですか!」
げげっ! こういう事態は少し前にも福島であったのですが、そのときは「あー、エスクードに乗っているんですか! 私も以前、1600の赤いノマドに乗っていました」という段階にとどまり、ごく普通のエスクード談義だけで済んでおりました。
今回は先方がBLUEらすかるだと認識できる人でした。いやいやいや、それじゃあ逃げ隠れできないではありませんか(隠れる必要ねーだろうっ)
「すみませんねー、世を忍ぶ仮の姿でして」
と答えたんですが、いったいどっちが仮の姿なんだよ。俺・・・
もはや何をやっても「仮面ライダー」の冠を付加することには意味がないのではないかというほど、バリエーションの垣根は無くなっちゃいました。が、わざわざ禁じ手を売りにしてくるところが厚顔無恥です。
まず大方の人々が「そんなら仮面ドライバーでいいじゃねーか」と突っ込みを入れるのもねらいでしょう。なにしろ新機軸ヒーローの商品化に関しては、スポンサー様が許可を出さないのですから、はめられた枷の中で羽目を外すしかないのです。
で、この新しいライダーが乗り込むスーパーマシンは、稀代のスポーツカーも年月を経たらこうされちゃうのかという哀れな姿ですが、高速モードと四駆モードなどに変形するらしい。いやいや、四駆というかSUVの世界でさえスペアタイヤを廃止する時代に、わざわざ不整地用変形時のための代替タイヤを二つも背負っているという念の入れようです。あっ、ということは六輪駆動というケースも考えられるのか?
仮面ライダーに真紅のマシンが無かったわけではありませんが、スポーツカーをベースとするスーパーマシンは紅くなっちゃうところも脳軟化思考の気がします。いいかげん、ヒーローと正義と熱い血潮の赤というステレオタイプなコードは、戦隊だけに封じ込めておくべきじゃないかと思うのは、こういうカラーリングを連綿と幼児に植え付けることが、スポンサー様に逆らえない世代を今後も生み出していく刷り込みなのではないかと危惧するからです。
だからといって、「赤と言ったらイタリアのあそこの車のパーソナルカラーで、このスーパーマシンのベースになっているメーカーのナショナルカラーは白なんだよ」などとまで古臭いことを言うつもりはありませんけどね。
紅くて自動車でライダーが乗る。このマシンの名称は「トライドロン」。おいおいおいっ、それってわざと? 仮面ライダーの世界観をがらりと変えるとか、制作サイドは言っていますが、この記号性にとどめを刺すかのようなその名前は、仮面ライダーBLACK-RXと「全く関係ありません」と言いきれるんでしょうか? というより、商品展開でRXへ拡張する伏線なんじゃないですか? なんかもう、「伝説のマシン ライドロン」なんて話が出てくるのが見え見えなんですが。それどころか、これは劇場版の方でライジンゴーとズバッカーとジョーカーとマシンドルフィンと・・・まさかのマッハロッドも共演という策略さえ描いちゃいますけど!
いやまて、毎度のようにエスカレートしているライダー大戦モノなんだから、この際東映メタルヒーローに登場したありとあらゆる四輪スーパービークル総登場をぜひ! それ全部商品化したら、玩具マニアが泣いて喜ぶこと請け合いで、それやっちっゃたらスポンサー様を褒め称えますよ。と、予算上できるものならやってみろ発言。
東北では旧盆が過ぎたらもう秋だということです。ぷらすBLUEの幌を取っ払うのには好機というわけで、雨降らんでくれよと不良通勤モードです。誰が注目してくれるわけでもないので、気楽なものです。定禅寺通りをこれで走るというのは、転勤したときに抱いていた目論見でしたが、なにしろ震災をくらってそれどころではなくなり3年以上も懸案事項でした。
さすがに岩手以北や秋田への出張時は、ただでさえ遅い足の速度がさらに落ちるので幌掛けせざるを得ません。それを面倒だと思っていると、こういう楽しみは実現しないので、せっせと脱着となります。
同じコンバーチブルと出会う確率は極めて低いことを差し引いても、クロカン四駆の数は激減しました。数が多いとはいえミニバン全盛期もピークは過ぎたように思いますし、乗用車もタクシーもプリウスやらアクアばかりの街なかで、ちょっと違う?と思えばフィットがぞろぞろ。皆燃費至上主義のクルマ選びなのねー。と、三車線の端っこを走るこちらを追い越していく他車を見ながら考えます。燃費がいい分えらい勢いですっ飛ばしていく彼らは、何か勘違いしているのではないか。だけどそれでも、リッター13キロ程度のこちらの数字を知ったらあざ笑うんだろうなあ。
BLUEらすかるの故障修理のため、仙台にぷらすBLUEを持ってきています。冬場でなければこれといった不都合はない~足回りの堅さの問題で、チェーン跡の付いた積雪の凍結路は最悪の乗り味になるため~のですが、唯一、航続距離の短さが弱点です。
仙台泉インターを降りた時点で渋滞。燃料はこんな感じ。信号という信号でつかまり、どんどんEマークに近づいていくけれど、行きつけのガソリンスタンドまではさらに数キロ。おいおい、今日どんなペースで走ってたっけ? リッター10キロや11キロだったらアウトだぜ・・・
と、まんじりともせず渋滞のなかをじりじりと進むしかありません。
で、結論を言いますと、
「雷蔵さん、478キロ走ってぴったり36リッターで満タンでしたー」
おおー、なんとかリッター13キロで走れていたようです。残りの燃料をすべて使えるかどうかは信用できませんが、航続距離が短いと言っても500は走れるのか。ただこれは現在使っているタイヤが純正規格だからで、タイヤサイズを大きくすれば燃費は落ちるでしょうから、油断はできません。
でもこのタイヤだとスカスカでねえ、一回り大きいのを入れたいのも抗えない欲なんですよね。