Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

連休中日の至福

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つくばーど®in天狗の森06は、滞りなく開催できました。おいでくださった方々、ありがとうございます。リポートにも書きましたが、この会場で設営する行事は、2023年3月のエスクード誕生35周年仕切り直しイベント以来です。2年半使っていないとこれほど荒れちゃうのかという藪っぷりでしたが、活用する人も使い方を工夫する人も、時代の流れで少なくなってしまったようです。そのうえ今回の趣旨は20年前に遡ったところにきっかけがあるので、ひたすら自分の老いを自覚させられます。

昨年、試験的に作った「浜松丼」を量産レベルに改良しました。要するにコストダウンも図った内容です(実際には昨年より単価上がってました)が、鰻と餃子に加え、もやしも載せた点では、名前を浜松丼easyとしましたけど完全版に近いでしょう。新月さんから「牛タンと笹かまぼこにすれば『仙台丼』もできる」との講評をいただき、その手があるかと拡張性を見出すこととなりました。うまかったかどうかは責任持ちません(おいおい)

9月のこの時期は、高確率で雨天気になるのが天狗の森やつくばーど基地周辺です。隣町の大祭が雨ジンクスを伝統としているためです。やはりこの連休前は各地で記録的大雨や警報発令が相次ぎました。それでも14日は、朝まで残っていた雨も上がり、湿度は多少高めでしたがいやになるような酷暑にもならず、参加者にも日和にも恵まれました。リポートには記載していませんが、なんだかんだで270回目のつくばーど®です。

 

終わりそうもない夏は誰のせいか?

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気象庁が発表した向こう一カ月の天候の見通しによれば、今月末まで例年以上に気温が高い日が続くということで、夏の収束がなかなか見えてきません。しかも日本列島まんべんなく高確率の「気温の高さ」と予測されています。11日などは東京、千葉で警戒レベルの豪雨が降るなどの雲行きと風だったせいか、わりと過ごしやすかったのに(エアコンを使わず移動できましたよ)、どうしたことなのか。近所の柿農園では果実が日焼けしてしまい、出荷も危ぶまれています。

BLUEらすかるは昨日、983000キロを越えました。久々に3週連続1000キロレベルの怒涛のまくりですが、それもこれも「最後の夏」という感傷的なことを考えながら、距離を伸ばしても期日期限は延びないジレンマに苛まれての毎日です。ひょっとしてそんな精神状態が呼び込んでいるのかこの残暑? などと思わないでくださいよ。だけど不思議と、行く先々で雨にも降られていないのは事実なのです。自分の中の夏はなかなか終わろうとしません。

日頃の行いが良くない前提で

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日本の田舎に住んでいて、農耕を営んでいるわけではなく、聖書を読むこともない自分にとって、「コーンムーン」「ハーヴェストムーン」「ブラッドムーン」について深々と物語るものではないよという自覚と自戒は必要だと感じています。前二者はネイティブアメリカンの文化に基づき、三つめはそこに移住してきた人々の宗教観ですから、少なくとも僕はその受け売りをするだけのけっこう無責任なところにいるのです(結局書きなぐるのかよ)

ネイティブアメリカンの先住民たちには、いくつかの穀物を栽培する季節感と、その収穫の目安として月の満ち欠けを数えていた。北米も広いけれども、そのような文明が存在した背景には、はっきりとした四季の変化があったのだとイメージできます。インドに着いたと間違えてしまったコロンブスの大陸発見以降、支配者が変わり統括され言語もほぼまとめられて、それぞれの固有名詞を受け売りしているのが現代。だからネイティブの時代の「トウモロコシ(コーン=穀物)」「収穫」といった言葉にもおそらく、源流があるはずです。

それらを9月の満月に当てはめていった文化は、とても豊かで哲学的なものの考え方だったと思います。むしろ「月が血のように染まる」といった宗教観を自然現象に持ち込んでいく方がよほど俗っぽい。現代の我々は、地球の大気層を通過した太陽の光から、青い波長が拡散され赤い波長が強調されるという科学的な解釈を得ています。皆既月食は地球が太陽と月の間に入る位置関係で地球の影が月を隠し、その際に太陽光の分散が起きて赤黒い月面を見ることになる。「ブラッドムーン」なんてなんとも大仰な呼び方をしますが、それだけのことなのです。

昨日の夜から本日の夜明け前まで、この9月の満月は皆既月食となる軌道にあります。夜中じゅう起きていられて、空が曇っていなければこれを眺めることはできるのですが、表題の通り、僕は日頃の行いが良くないので、天候についてはこういうときに万が一のことが起きて、「自称晴れ男」の効能が奪われがちだし、そもそも起きていられるかどうかもわかりません。さきほど庭に出てみたら天気は良くて、頭上に輝いてました。肉眼ではまだ欠けはじめかどうかわかりません。

結果的に心がけが良かったのか、一晩中空の高いところで欠けていく様子を信号待ちのたびに見上げては眺め、途中かなり明るい流れ星も月を横切ったり。谷和原インターから高速道路に上がったあとは食のピークで見えなくなって、そのまま外環道のトンネル区間。湾岸線に出たあたりから地球の影は向かって右下方向に動いていき、晴海通りに降りる頃にはいつもの満月に戻っていきました。次回は来年3月3日だとか。

「磨牙」か「禍」かはさておいて

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当て字をすること自体、それが漢字であるからあまり意味はありませんが、一般的には「曲玉」(古事記による表記)、「勾玉」(同・日本書紀)と記されている「まがたま」の「まが」って何を伝えているのだろうと、長く自分の中で疑問として横たわっています。そりゃあ一番有力なのは、この独特の形に由来するものだと想像できるけれど、ならば今度はこのカタチはどこからモチーフを持ってきたのかも知りたくなるのです。

胎児の姿であるとか、頭の部分は太陽、尾の部分が月であるとか、元は獣の牙を装飾にしていたものを石によって代替したとか。これも諸説ありで由来は主張する人によってまちまちです。縄文の時代、出産された赤子がこのような姿で生まれたのかどうかはやや疑問で、ましてや胎児の形をどうやって知り得たのかがまた謎です。

それを言っちゃっていいなら、「これは列島に襲来する台風の形」でもいいよねえと思うけれど、巨大な熱帯低気圧の雲の形を唱える人はまあいないので、読み逃してください。そのように比較していって、獣の牙を装飾として用い、暮らしの糧としていた獣に対するある種の畏怖と感謝の宗教的概念が根源かもしれないという説に、最も納得するのです。牙を磨く、或いは時に災いをなす害獣のイメージも、「まが」なる発音に宿っていそうな素人印象があります。

古代の朝鮮半島の一部にも、勾玉の出土はあったようですが、糸魚川あたりの翡翠で作られたこれは、世界的に超稀少な古代文明の産物だと云われています。道教などの文様はずっと新しい時代ですから、それが伝わるはるか以前の古墳時代くらいまで、日本独自の産業が勾玉づくりを行っていたのは膝を打ちたくなる歴史。忽然と消えてしまったとはいえ、日本海側に限らず各地に「玉造」という地名が残されているように、「風土記」に移り変わった時代でもこの生業は継承されています。

6月9日も同様ですが、9月6日は、その数字の形から「勾玉の日」なのだとか。2つ重ねた勾玉は円を描き、縁結、健康、金、成功などのご利益を齎すというのは当時ものではなく、近代における付け足し。これが3重になると巴となり森羅万象、宇宙のあり様を示すというのも派生した考え方でしょう。森永チョコボールとキョロ(9と6)ちゃんの日となると、もうそれは勾玉とは関係ないですが、今日はそういう日です。

 

また聞きなので信憑性は「?」ですが

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ですが、営業マン→車屋→という流れだけに、それほんとですか?と思わず耳を疑いまして。

XBEE、近々カタログ落ち。あらー・・・2017年の登場でしたがマイナーチェンジのみの8年間。確かにこのモデルってフルチェンジには冒険を伴いますね。中身は確実に性能向上するだろうけれど、カタチが・・・ハスラー以上にキープコンセプトが難しい。だからと言ってがらりと変えてしまって売れなかったら一大事。

小型車として考えるとBEV化の芽があってもいいように思えますが、ハイブリッドのこれが無くなり、そっちへ移行するということなのか? 一方で10月マイナーチェンジというニュースもあるんだよねえ。

よくよく聞いてみたら、現行の1000ccが廃版となり、1200ccへのエンジン換装やミッションの変更などで、カタチは大幅には変わらないようです。

10月と言えば、茨城県においては9日から、各地の店舗などでeビターラの展示会が始まるようです。関東において最も早いのは今月18日の自販千葉松戸アリーナです。こっちは信憑性など関係なく、ジムニーノマドのときのようなことにならなければ予定通りでしょう。

達成したからいいようなものの・・・

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この証明書は、今は閉鎖されてしまったみたいですが「moonlight 月世界からの報告」という、月に関する博物学的サイトから頂戴したもので、自己申告によって月面の海やクレーターなど、現実に月着陸された場所や不吉な名称の地点を除き、希望するポイントを記念として認定してもらう面白い趣向でした。

BLUEらすかるの場合、ここを目指すぜという趣旨で、「未開の入江」を認定してもらったのですがこの日付が大問題。

2005年8月26日って、まだTD61Wの契約もしていませんよ。27日に練馬まで出かけて現車を確認し、現金払いして納車整備に入ったのが史実ですから。

 

呼称だけは先行して決めていたようです。だけどこのサイトに申請出したのは、間違いなく26日よりも前のはずです。26日なんて新宿で夜会やって「すいません、僕いまエスクードに乗ってません」なんて自己紹介してましたし。

まったく、後先考えていないというか、往って還ってこられたからいいようなものの、届かなかったらとか、戻ってこられなかったらとか、不吉なことは頭から否定してますね。20年前というのはそれくらい無茶無謀で振舞っていたのです。

ところで、「未開の入江(Sinus Asperitatis)」は、アポロの月面着陸で有名な「静かの海」の南側に伸びた平原で、さらに南東で「神酒の海」につながっているエリアです。東西側は「大陸の荒れ地」までがその範囲で、月面における座標は南緯3.8°、東経27.4°。206㎞ほどの直径で広がっているそうです(そうですって・・・だって実際には行ったことないもん)。先代らすかるは、「静かの海」の西端にある「栄光の入江」で証明書を持っています。なんか選び方が不遜で、若いですよね。

小型車だしねえ

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出荷停止中ながらようやっと、ディーラーレベルでもジムニーノマドが店頭に飾られるようになってきまして、JB64、74と並んで見比べ眺められるようになりました。といっても「買う買う詐欺」にすらほど遠い「買わない派」なので、折よく先の信号待ちに並んだ場所から見ていただけのことです。「同じ顔で判別つかない」と雫さんは言いますが、シエラとノマドではラジエーターグリルが黒いかメッキかの違いがあります。実は往時の初代エスクードとノマドよりも見分けやすい。

しかしさすがの小型車ノマド。プライスボードはもはやジムニーの値段じゃないなあと感じます。僕の経験では、新車で購入したテンロクショート、テンロクノマド、V6ハードトップのいずれも、乗り出し250万円くらいでした(テンロクショートのみ265万円でした)。それらをするっと凌駕して、まるでアピオあたりのコンプリートカー並みの価格になるようです。スズキは長年、エスクードとジムニーとではなく、ジムニーのフルラインでこうしたかったんでしょうね。

発掘してしまった昔の対話

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2018.02.11
ジムニーの話題で昨夜は盛り上がりましたが、相良工場ではロングボディなのかピックアップトラックなのかといった迷走が始まっているそうです。つまりシエラはさらに派生モデルが示唆されていると。

念のため断り書きしますが、日付でお分かりのように7年前の、メールによる対話の残骸です。

名称はともかく、ノマドは現実に登場する路線が当時から示唆されていたわけですが、対抗案としてピックアップトラックという選択肢が語られていたのは、なかなか勇気のある話だと思います。まさかねえ、Bピラーから後ろのボディ上側ぶった切って脱着可能なキャノピー載せて「ノマドレジントップ」なんてとこまで・・・そんな度胸は無いと考えますが。

風知草

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今から思えば、7月のはじめに姿を現したところから、このアオバズクの一家は何かを伝えに来ていたのかもしれません。「ズク」と名がついていますがこの鳥は正確には「フクロウ」の仲間。古来、日本では「不苦労(苦労しない)」「福来郎(福が来る)」「福籠(福が籠もる)」「福路(幸福な人生)」といった縁起の良いたとえに用いられ、海外でも「知恵」「時」などの神の使いとも神そのものとも云われてきました。

二羽目、三羽目を立て続けに見かけた8月3日、霰から唐突に二度目が来る親父の一番長い日を持ち出されたのは、つまりそういうことなのか。二度目、というのは、昨年秋すでに霙から同じようなことを言われているからです(どちらもめでたい話ですがおめでたのことじゃないからな)。いやぁ、拒否する理由もないんだけどさ、落ち着き払ってもいられない。さすが雫さんは「嫁に来た」という実績なのか平気な顔です。

折から風、季節はゆっくり通り過ぎてゆく。夢に迷い続けていいじゃない。

「『どこの馬の骨ともわからン奴に大事な娘がやれると思うか!味噌汁で顔洗って出直してこい』って私も一度言いたい」

と、友人は励ましてくれますが、もう会って対話しちゃったので、なーんも言えません。ともあれアオバズクには来年も渡ってきてほしいです。

過ぎていく夏の名残

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盆の終わりは、つくばーど基地においては日没後は涼しくなって風もなく、意外に湿度も高くなくて夕涼みのできる日和でした。週が明けると再び暑さが戻ってくるらしいですが、ここ数日、昨夜も冷房いらずで過ごせました。かき氷やスイカよりも枝豆とトウモロコシがちょうどいいのです。盆の設営時に発見された、何年も前の線香花火の残り物も元気よく点火しました。庭に営巣していたアオバズクは渡りに出たらしく、姿を見かけなくなっています。ゆっくりと夏が過ぎていきます。