嬉しい事が一つ。
いつぞや「花?」と書いたデンドロビウムさん。
無事開花しました。
あー、ピンクの縁取りだったけかねぇ・・・
(ってくらい覚えてない)
2つほど〝芽〟に化けてしまいましたが、一鉢に(一株じゃないあたりが・・・)五輪も咲けば上出来でしょ?
正確には末尾に(ウルフガイ)とくっつくのがタイトルですが、平井和正さんのタイトルから引用してこられるのもそろそろ弾切れです。そんなわけでこれが正真正銘最後のグリ・・・じゃなくてエスクードかと思ったら、
「とりあえずこれに10年乗って、その間にコンバーチブルを探します」
などと照れテレで強がり言ってます。
ばかめっ、その出てくるかどうかわからないRは、この僕が乗るのだ(目くそ鼻くそな話)
さてTDA4W。これ以上何が欲しいんですか?と、市場に対しては言ってみたい成熟度でありながら、燃費と環境基準というハードルに立ち塞がられ、メーカーサイドではお荷物扱いにされてしまったきらいがあります。走って曲がって止まることに関してはかなりシンプルでわかりやすい作りをしている3型は、北米市場をメインマーケトットとして視野に入れていましたから、上記の基準値が気にならなかった。そこから撤退する憂き目にあったことは、3代目エスクードにとっては痛恨事だったのです。
ことここに至っては、燃費だ環境だにうるさい国内では、それを理解して乗ってくれるユーザーを選べないことが、商品としての不運とも言えるモデルです。ついでに言えば、SUVなるわけのわからない括りありきで十羽ひとからげにされちゃうのも不幸です。ユーザー層は少なくとも、いま世に出ているその手の車たちは、昔のステーションワゴンに立ち返っており、ステーションワゴンというジャンルとSUVとを切り離して考えるべき。と言っても、その際このジャンルにエスクードが留まるのであれば、クロスカントリー四駆もSUVから切り離さねばなりません。
どこから切り出しても過渡期の車だなあというのが、三代目の立ち位置に思えてしまうのは、自分が三代目に乗っていないからでもあります。それでは三代目エスクードはどこが魅力なのか。狼駄さんにはそれを情報発信していってほしいのですが、どうもこの人、エスクード二十周年企画の際に作った三代目リポートを読んでないフシが発覚しており、それならそれでバイアスなしで乗ってもらえるからいいかと、第三者的には苦笑するのであります。
本日からTDA2015年シリーズが開幕です。予定通り、今シーズンから全4戦へと拡張され、より競技性に幅が出るわけですが、ウエストウインのWエースには1戦増えようとも互いのライバルは変わらず、熱い戦いが繰り広げられるはずです。
昨年から2代目エスクードTA52Wにスイッチした川添哲郎選手は、簡単に説明すれば2代目エスクードに乗ってからわずか3戦とはいえ、一度も負けていないという快挙で昨シーズンのチャンピオンとなりました。
2代目エスクードがこれほど強いとは、おそらく誰にも想像できなかったと思います。その反面、わずか3戦でデフケースが破損。これは素材の耐久性という問題ではなく、一見クレバーな走りをしているようでも、川添選手の走りもまた高負荷をかけていたということがわかります。
さてシーズンイン時点での川添52W、挑戦者である後藤誠司選手の51Wについて、まだ詳細を記述することはできませんが、ひとつだけ面白い見方ができます。今回、川添選手のエスクードは、ハンガースポーツの高田社長がチューンを手掛けています。一方、後藤選手のエスクードは、ウエストウインの島雄司監督が手を入れています。つまり、川添対後藤の背中に、ハンガーvsウエストウインという構図も見え隠れする、二重に面白いシーズンが始まります。
速報
一位 川添選手 TA52W
四位 後藤選手 TA51W
おいおい・・・ 後藤選手はドライブシャフトを折って終盤FRのまま走ったようです。
そのような3月8日、2日ほど前に満月を迎えたこともあり、利根川のほとりで時を待っていた1台がようやく走り出すようです。今度は黒い毛並です。実は持ち主は、銀は好きではなかった色なんだそうです。青緑については聞くのを忘れましたが、やっぱり白が好きな性分らしいです。そんなわけで、これを白く塗り替えようなんて暴挙が起きないことを祈るばかりです。
えっ紺色? そんな見たこともない個体はこの際ノーカウント。
昨日大急ぎで第一印象をまとめてみたら、専門家の取材における論評と、開発者側のコメントが、だいたい昨日の記事と一致していたので少し安心(とかいって、フロンテクーペ、ときちんと書いてませんが、僕)
しかしなんといってもデザイナーの内山さんが何気に話している、ヘッドライト周りのデザインは市販車にも用いるという、あらこれやっぱり市販するんだ、なコメントが一番のニュースでしょう。
ハスラーと被らせながらもちょっと大人志向に仕上げる。それはまさに、80年代半ばに掲げられた、ジムニーユーザーが年齢を経て次に乗りたい小型四駆の提唱。そしてエスクードが誕生してきたプロセスです。紆余曲折ありましたが、ようやく原点回帰と言えるモデルが現れたということです。
もちろん現行のエスクードを否定するのではありません。3代目はそれ以前のエスクードともジムニーとも異なる「一新」をやってのけ、スズキなりのデザインや技術を底上げする役目を担いました。ただただ世界時流に乗りきれなかった不運のつきまとったモデルであり、景気の落ち込みや震災が無かったら、まったく別の歩みを遂げたはずです。
その意味では、原点はジムニーであるとしても、エスクードはミドルクラスとコンパクトクラスの道筋をどちらにも残した。コンパクトクラスの新たな取り組みが、iM‐4だという論じ方をしてもいいだろうと思います。まあ屋根の丸みだとかなんとなく「のびー」をしている犬か猫みたいな雰囲気はもうちょっとどうにかしてほしいですが(個人的には犬猫より、伸びをしているシーサーか狛犬のように見える)
・・・あれ? しかしそうだとすると、これはジムニーシエラの後継モデルとはまた別の話なのではないか。このモデルは案外、「スズキノマド」とか「スズキバンディッド」とか、あるいは久々に商標登録して出てくるんじゃないでしょうか。それも新型ジムニーよりも早く。
次世代のジムニー(というよりシエラ)の提案と噂されていたiM‐4ですが、これはむしろフロンテやセルボの再来と言った方が判り易くて、そこにエスクードのカテゴリーを押し込んだものでしょう。いや、ジムニー遺伝子が混ざっていても全然かまいませんけど、ジムニーはカタチ以上に使われ方の個性が立ちすぎているから、iM‐4でそれを煮詰めるにはもう一工夫要りそうです。
しかしスズキのDNAとはよく言ったもので、クラムシェルエンジンフードはエスクード譲りどころかいまやアルトだってそうだし、iM‐4の屋根ラインにはスイフトっぽさもあったりで、混ぜご飯かロコモコかのワンプレートデザインとも言えます。そこまで社内遺伝子に縛られなくてもいいだろうと同情しますがその一方で、前衛的ではないけれど堅実にまとめているところなんかは、好感を抱くことができます。
ヘッドライトまわりの仕上げなどは、コンセプトだからいいけどまだまだ迷いが漂ってます。でも量産化となればコンサバティブに割り切れる部分でもあります。このスタディモデルは、今回だけで放り出すべきではない。ハスラーのような遊びの部分に、ほんの少し落ち着いたテイストを加味する。そういうコンパクトビークルは必要だと思います。
S‐CROSSやVITARAとは異なる新機軸。これは化けると思います。あとは「初代エスクードの大きさが良かった」などと評してきた人々のそれが本気かどうか次第ですね。
リンガ(トカゲ)ナエ(海の)というのはカラバオ共和国の言葉で首長竜を示しています。が、まあ、霙はピーター・ポール&マリーを知らないだろうから、見つけちゃっても「パフ」と名付けたりはしないでしょう。
しかしだ。例によってこっちが雪と凍結の土地を訪ね歩いているときに、この写真の第二陣を送りつけてくるかよ(泣)