Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

美術家の軌跡

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「後のシリーズで良いものができないのは、それがデザイナーの仕事だからだ。美術家とデザイナーは向いている方向が異なる」

成田亨さんは90年代にウルトラの造形について持論を展開していました。芸術としての発想か、産業のための仕事か。という違いが明確にあって、美術家の生みの苦しみは生半可なものではなく、安易にウルトラマンに角など付けたりしない。と・・・

それはごもっともなれど、成田さんご自身もウルトラマンの形を仕上げていくプロセスでは、幾ばくかの迎合を余儀なくされたのではないかと思わされます。

だって、そうでなかったら、初代ウルトラマンがその後半世紀近く不偏の姿で居続けられるだけの、視聴者の受け入れは無かったと感じるのです。それくらい、美術家としての成田さんの作風は癖が強い。「突撃ヒューマン」と「ザラブ星人」なんて、ほぼ一緒の顔立ちですよ。ヒューマンがヒーローであったというのは、かなり異例のことだと。

いや、僕は「突撃ヒューマン」けっこう好きで見てましたけど。

しかしあれだけの数の原画が一堂に会すると、もう毒気に当てられた気分になります。全体の1割程度のメカニックの図版を逃げ場にしてしまいます。本質的に成田美術は苦手なのだわ。

そんな中でしばらく見とれていたのは、油絵で描かれた「波間のMJ」。うねりの中を突き進む、洋上の万能戦艦マイティジャックですが、船体よりもそのうねりの波の迫力がものすごい。その隣にあった「ピブリダーの帰還」も、夕映えの中から飛んでくる小型戦闘機の立体感と構図は、アニメ屋さんにはできない画だなあと感じます。

そのくせ、同じMJシリーズのアクリル画はちっとも面白くない。なぜってそれは、あまりにも商業的な絵だからなのです。

てなわけでこの企画展。混雑していないときに観ないとだめだなあ。もっともどんな展覧会もそうなんですけど。あとは、やっぱり成田さんに精通している学芸員さん(どれだけいるのやら見当つかない)を配置してくれないと、問い合わせても何も答えられないガイドじゃ話になりません。

 

 

またかよパナマ

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ぱなまなるほどでっかいトカゲが出た痕らしく、えぐられた草原にはGを示す看板も立っているとか。

だがな娘よ、それはリンガナエじゃないし前にも言ったけど、日本の学者は、ここから出たやつを同類とは認めていないんだってば。

五年めの路頭

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深夜鎮魂と慰霊の日が始まろうとする未明、猛吹雪によって積極的に東北道を通行止めにされ、さあどうする時間通りに目的地にたどり着けるのかと途方にくれながらも、凍結していない雪道は走りやすいと実感している図。

4年前、震災以前はこれほどたやすく高速を締め出されなかったんだけどなあ。

熱帯雨林の雲の島

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いすら・ぬぶらるイスラ・ヌブラルとは「雲の島」という意味で、コスタリカの先住民族が住んでいたといわれています。

もちろん今は無人島のはずなのですが・・・そんなことよりカラバオはどうなっちゃったんだよ?

まったくうちの娘は、ねーちゃんに何を吹き込まれてほっつき歩いているんでしょうか?

カラバオの渚

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みなみのしまその辺にリンガナエがいないか探しているそうな。

リンガ(トカゲ)ナエ(海の)というのはカラバオ共和国の言葉で首長竜を示しています。が、まあ、霙はピーター・ポール&マリーを知らないだろうから、見つけちゃっても「パフ」と名付けたりはしないでしょう。

しかしだ。例によってこっちが雪と凍結の土地を訪ね歩いているときに、この写真の第二陣を送りつけてくるかよ(泣)

答えは二つあるけれど

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2000とりあえず、

ここはどこだ?

 

 

 

こういうのってコメントが無いとすっげー哀しいんだよな。

小正月の風物

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どんと祭15日に盛岡市で開かれるどんと祭は東北(厳密には東北以外でも)の冬の風物です。仙台市でも14日の午後になると、一番町や中央あたりの通りは絶え間ない鐘の音が鳴り響き、そこらじゅうから半裸白装束の若者たちがそれぞれ、参拝先へと無言の行列を繰り出していきます。

もとは仙台藩に出稼ぎに来ていた南部杜氏が始めた参拝スタイルだそうで、南部杜氏といったら石鳥谷町が発祥の醸造集団で今尚全国の拠点。仙台発の奇祭と言われるどんと祭の裸参りは、岩手から来たもののようです。

しかし街をあげての行事となった現在では、大なり小なりかなりたくさんの企業や団体がこれに参加していて、大崎八幡宮だけでも3000人を超える参拝者でごった返し、正月の注連飾りや古くなったお札を焼いて息災を祈願します。

参拝に至る彼らは口に含み紙をくわえ、無言で歩くのですが、我々もはなしかけてはなりません。その間鳴り響く鐘の音は、なんとなしに街の空気を清めていくかのようです。

 

 

鋼の遠近術

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tokyored東京の超高層建築は増殖が速過ぎて、ここ数年でできた新しいビルの名前はもう覚えることもできません。ある意味先日の電柱電線なんかよりも、ごっちゃごちゃな都市景観を作ってしまっているのではないか。もしも来日した外国人が「富士山も見えないのに富士見坂などとはなげかわしい」とか言ったら、果たして国政はこれらのビルの森をなぎ倒せるのでしょうか。

それは無いか。あのごちゃごちゃな街が繁栄のバロメーターなのだろうし。あれだけ馬鹿みたいに密集しているからこそ、逆に引き立つものもあるかもしれない。

tokyowhiteなどと思っていて気がついた(すでに誰かが言っているかもしれないけれど)。東京には三つの巨大な色彩が生まれている。一つめは・・・というか、三つともどなたでも知っている構造物ですが、とりあえず一つめが赤の東京タワー。電波塔の仕事の主力を東京スカイツリーに委ねながらも、揺るがない東京のシンボルです。

これを凌駕する高さの東京スカイツリーこそが、対極の白でまとめられた二つめのサイン。双方見比べてみると、どちらもそれぞれこの色でないと収まりが悪かっただろうなと思うほど馴染んでいます。個人的な好みだと、やっぱり東京タワーの方が美しいと感じてしまうのは、色彩と形のマッチングなのでしょう。

tokyoblueその形というか、いかにも支えてますよと思わせるトラスの構造を見せつけてくれるのが、新たにランドマークとなった東京ゲートブリッジの青。いやこれ青なのか? 白混じってないか? という意見もありましょうが、それを言ったら東京タワーも紅白ですんで、そこは逃げます。

フランスの国旗に傾倒するわけではありませんが、赤、白、青という明確な色彩を表現できるのは、鋼のトラス構造体(ハガネという言葉は便宜的に気分で使っています)ならではではないでしょうか。ビルの壁面ではこのような表現は難しかろうと思うのです。

もちろんそれらの風景にも好き嫌いの声は分かれるでしょうけれど、東京の景観はここに集約されたなあと感じています。

いつでもそこにあって、遠くに臨んで方角を知ることのできるランドマークであり、近くに見上げればトラスの構造体の迫力によじ登りたくなる(なるなっ)。これで黒々とした巨大なトラス構造物があったら朱雀だとか白虎だとか青竜だとか玄武だとか言いたかったのですが、残念ながら三つともそれぞれ東西南北の相関関係位置には立地していません。ゲートブリッジが最も海辺なのでここを東(青竜)と固定すると、朱雀にあたる東京タワーが南っぽいと言えなくもないし、白虎のスカイツリーが西にあるよねと、無理やり当てはめてもいいのですが・・・

 

 

稜線の冬

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蔵王なんか寒くなったなあと思ってたんです。

仙台からでも蔵王が見えないことは無いんだけど、山形に来ると全方位、稜線は冠雪して真っ白です。

冬の迫力がちょっと違う。

彩る森

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紅葉2014東北に来てからこっち、山ぜんぶ燃えてるぜ、というばりばりの紅葉ピークを堪能したことがありませんでした。来た年の秋はそれどころじゃなかったし、翌年はタイミングを逸し、次の年は入院(笑)

ことしは偶然にも山越えの機会と時期が合致し、高原の山すべてがオレンジと褐色というシーンに巡りあいました。だけどこういうときに限って曇天。せっかくの紅葉も要綱を通してこないといまひとつ映えません。森が彩られているうちに、もう一度くらい出かけられるといいのですが、そうもいかんだろうねえ。