Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

端役ながら大役

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通りすがりの正義の味方さんが、VSメカゴジラの話を書いていたので、うちでも見てしまいましたが、味方さんの言うようなゴジラフリークではありません・・・けど、なぜかこの映画に限ってはビデオソフトもDVDソフトも持っているのが実態です。

だって、TA01Wの1型でオートエキスポのグリルガードと補助灯を装備(ルーフキャリアまではつけていないけれど)した、土浦ナンバーの個体が登場しているんですから、ゴジラもメカゴジラもラドンもそっちのけで、そのシーンだけリピートして見ているわけです(どっちもどっちだ)

1993年の映画ですから、僕自身も同じ仕様の、ルーフキャリアもフル装備した01Wに乗っていた時期で、「へーっ」と小躍りしつつも、撮影に使われた個体はおそらくスズキからの提供ではなく、個人所有のものを借り受けたのだろうと考え、うらやましく思ったものでした。劇中、国連のゴジラ対策本部・Gフォースが筑波研究学園都市に設営されていた関係から、このエスクードか土浦ナンバーであるところに、プチリアルな演出が施されています(断じて八王子などではない←笑)。

このとき三大怪獣が激突した最後のステージが、勤務地でもあった幕張新都心ですから、ちょっとずるして、仕事にこの映画紹介企画を組み込み、東宝の広報まで訪ねて行って、幕張セットのスチルを提供してもらったことがあります。セットのスチルは、たぶんまだ基地のどこかに保管してあるはずですが、まあゴジラとメカゴジラと新都心は写っているけど、さすがにエスクードが出る幕はないシーンです。当時、幕張のビルのスチルを、その設計者や事業主にも見てもらったら、それがゴジラに破壊されるという前提ながらも、やっぱり大喜びするんですね。この辺のベクトルは、ちょこっと登場するエスクードに一喜一憂する心理と、たぶん一緒なのだろうなあと思いました。

ゴジラ映画ではその後も、V6ノマドが何度か端役で登場していましたが、どちらかといえば火曜サスペンスなんとか的な出方でしかなく、Gフォースのプレートまでつけた、対ゴジラの備品の一角、といった扱いはこの1台限りでした。まあとりあえず、地球を守るエスクードの1台ということです。