なんだかここのところ食い倒しシリーズばかりですが、せっかく盛岡に行ったのだからわんこそばだとかジャージャー麺だとか小岩井のジンギスカンだとか、食ってくりゃあいいものをと自分でも思いながら、ついつい立ち寄ってしまう福田パン。これでこの日の昼飯が確定しているばかりか、あれもこれもと買い求めたものだから、晩飯と翌朝の分まで確保したことになります。
なぜって、ここのパンは二個食ったらもうあとは満腹になってしまって食えなくなりますから。でもそれだけ買っても千円ちょっとなのだ。
学校給食の時代を思い返すと、コッペパンは必ずしもおいしいものではなかった・・・なんて言ったら罰が当たりますが、福田パンのコッペパンをかじるたびに、数十年前のこととはいえ、どうしてこんなふうにふっくらしてしっとりしたパンが焼けなかったのだろうと感じるわけです。それくらい、ここのコッペパンはおいしい。
OL、ナース、主婦と、昼時の店内は注文の順番が来るまで並ばなくてはいけないほど混雑しています。ここに立ち寄るのはいつも閉店間際だったから、常に売り切れていたハンバーグサンドをようやく手に入れることができましたが、コッペパンに挟んでもらえる食材は三十数通り。さらにトッピングと称して自分の食べたいもの同士を組み合わせることもできるので、品書きを制覇するのにはかなり通わなくてはならないようです。