「地球は、青いヴェールをまとった花嫁のようだった」(表題の和訳)
と、ロシアの宇宙飛行士が地球という天体に関する人類初の第一印象を語ってから半世紀になります。
日本人もミッションスペシャリストの役目で宇宙滞在する時代になっていますから、仮面ライダーが宇宙へ行こうとも文句を言う筋合いはありませんが、ユーリィ・ガガーリンの年代記を企画モチーフにする意味がさっぱりわかりません。というか、それってしっかりこじつけじゃねーか。
というわけで、新番組の仮面ライダーもまた、自分自身が「生誕40周年」の記念的企画。宇宙へ飛び出す仮面ライダーはやぶさ・・・ではなく、「仮面ライダーフォーゼ」は、熱血学園ドラマでもあるとか。たぶん死語のような気がするんだけれど、ツッパリなにーちゃんが変身して、一途にまっしぐらな正義を貫くみたいな、しかしそういうにーちゃんがまたがるバイクは、かなりヤバイ形をするんじゃないかとびびっしてしまいます。
でもって、「マシンマッシグラー」・・・ とても危ない響きがします。恐ろしくわかりやすい形をしてます。宇宙往還機の形はいいけれど、NASAのスペースシャトルが全機退役し、大きな成果を収めたはやぶさに続くはずだった金星ミッションでは失敗したJAXAも、震災の後はどこまで財源を確保できるか先行き不安で、企画が言うところの「宇宙ブーム」ってのは、もうずれまくっている気がします。
それでもいいんです。うつむき加減何っているかもしれない子供も大人も、宇宙や空を見上げることは、今は大事なことかもしれない。明日は七夕でもあるし、天気がよければ星を見ていたいです。
まーしかし、いま、スカイゼルをリデザインするとこんな感じなんだろうなあって、思ったのは僕だけか? OOOは実は超神ビビューンにも見えていたし、仮面ライダーを隠れ蓑にしながら、石ノ森・八手ヒーローの使いまわしも堂に入ったということです。僕にいたっては、ライダーがどんなかっこうしていようが、バイクが出てくるならすでに許容範囲にしてます。お披露目は来月公開の仮面ライダーOOO劇場版、テレビ放送開始は9月4日から。