Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

伝染するのかしらん?

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なかなか良い雰囲気

なかなか良い雰囲気

最近、私に負けず劣らず猫センサーが発達してる新月サン。
外回りの時に見かけた猫の写真、たまに送ってくれます。
(携帯のカメラなのであんまり写りは良くない)

で、今日のにゃんこは(多分)アメショさん=^_^=

しかし。新月サンが回ってる先って・・・長閑ねぇ。

REBOOTS

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rebootあれもこれも盛り込んでいたわけではなく、いま人造人間キカイダーを作るとこうなるだろうね、といった可もなく不可もない平均的な出来栄えで、終盤の朝焼けを背景にした赤と青のシーン以外にそれほど残るものはありませんでした。でも約2時間の尺に収めるには消化不良だったことが否めないのが、やっぱり良心回路とはなんだったのか、悪魔回路や服従回路に次ぐ戦闘回路の練り込み不足が散見されました。ハカイダーが強いことは強いけれど、キカイダーが全く太刀打ちできないくらい強いわけではなかったし、昔のアイテムである悪魔の笛を使っても、キカイダー自身を追い込んでいくのに芸がない。これ絶対に続編作るつもりだったなと。

それ以前に映画を見るまでREBOOTだとばかり思っていたら、パンフレットはREBOOTSだったよ。あれっ? なんでタイトル間違えて覚えたんだ? ではなく、パンフレットには「S」がついている。なんだか確信犯くささが漂ってます。制作側の意図としては01や00、ハカイダー四人集といった素材を使わない手はないだろうと感じます。ただね、再三言い続けてきたことですが、資産の掘り返しばかりで新しいものを作ろうとしてこなかったツケがいよいよ出てきた感があります。造形と映像が進化しただけで、物語の作り込みについては脚本も含めて、40年前のドラマに全く歯が立たない。冒険もなければ才能もない世代のヒーロー映画です。

それにしても、なんだってこんなに鼻筋の通ったキカイダーにしやがったんだろうと解説を読んだら、今回のデザインには村枝賢一さんがかかわっていた。それでこの鼻筋と目つきなのかと納得です。小顔気味で、首から上とボディーとのバランスがボディー左右バランスよりもアンバランスな気がしていましたが、顔のアップになると、能面の表情変化と同じ技法をねらっている作りで、キカイダーの目線にいろいろな表情の変化が出るのが良かったです。と、膝を叩いてたらパンフレットに同じことが書いてあったよ。

そこまで計算してのデザインだったら、なぜ今回、マスクの造形において「口が動く」というギミックにトライしなかったのかが悔やまれます。ジローが唇を動かしてしゃべるんだったら、キカイダーもそうじゃなければだめでしょう。古くには初代ウルトラマンのマスクで、ちょっと昔にはエイトマン特撮版のマスクで、ラテックスを使って口元を動かそうとした先例はあるわけですし、最近の戦隊モノの敵の幹部にはマスク造形で口を動かしていたものがあったはずですから、これをキカイダーがやらなかったら造形班の怠惰以外の何物でもない。村枝デザインスケッチの一部には、キカイダーの口元が動くであろうパーツ割の線が見受けられるのです。

もうひとつ、人造人間キカイダーに科せたかった要素に、ロードムービーをあげたことがありましたが、これについては非難轟々のようですけど、ダンプカーの荷台や路線バスを使って逃亡するというちょっとした展開があったので、そこだけは評価。まあ、逃げるのにサイドカーじゃなくて路線バスだったというのは確かにとほほなんですが、もしも興行成績が良くて(お客さん少なかったけどね)続編に予算を割いてもらえるようなら、格闘シーンをあんなに盛り込まなくていいから、ジローにジェットヘルとサイドカーをあてがいたいところです。