東北の話題でなく、家内の生家の街のことでこの表題を扱うことになろうとは思いもしませんでしたが、5月の竜巻被害から一ヵ月になるつくば市の現地は、まだまだ屋根の無くなってしまった家屋をブルーシートで保護するところが多いものの、折れた電柱が差し替えられ直立しただけでも見違えるような風景。
ライフラインの復旧はもとより、大工さんの手も入り始めて、少しずつ以前の姿を取り戻そうとしています。地元の人々や、何処からか応援に来てくれたボランティアの人々の力は、東北でも茨城でも素晴らしいの一言に尽きます。
家内の親戚筋宅での片付けも一段落し、僕の恩師の自宅復旧にも目処がついて、役に立ったか立たなかったかは定かでない通いの手伝いは完了。あくまで縁者のところだけの手伝いですから、街を立て直そうとしてくれたボランティアのような無償の努力の足元にも及びません。
街づくり振興会が設置したこの掲示板は、地域においては、「インターネット社会が必ずしも世の常識ではないよ」という判断によるもの。ときにはアナログも役に立つ、というより、アナログな方法こそに価値を見出して活用する取り組みに、感動します。緊急のお知らせや伝達が、最近だと街なかに花を飾る企画だとか、お祭りの準備だとかに切り替わってきて、元気の度合いも読み取ることができます。
亡くなったお子さんのことや、この被害で床に伏せってしまった人、長年の住まいを失ってしまった人の無念に対しては、東北同様何一つしてあげられることがなかったのですが、犬小屋ごと吹き飛ばされて行方不明になってしまった飼い犬が、3日後に飼い主のところへ自力で帰ってきたなどというエピソードもあり、ほっとする対話ができるようになっています。
先日、こちらの被災地を通ったのですが、本当に津波に呑まれた状態でした(T-T)
神社の参道にある結構立派な杉並木がかなり倒れてました。
自然の力ってもの凄いですね・・・。
竜巻は「見えたかと思ったらあっという間に巻き込まれた」というほどの勢いだったそうです。
実は2007年の8月に、利根川での暑気払いに参加した折、撤収の時に竜巻に近い突風に出くわしています。
あれは、吹き抜けていっただけで助かりましたが、巻いていたら危なかった。