東京モーターショーもお開きとなりますが、現地特派員のふっじいさんが見聞してきてくれたスズキブースからの第一報を。
となればやっぱりiV‐4ということになるわけです。
「はい、肝心の下回りは目隠しされていて何が何だかわかりません」
やるなスズキ、これはいわゆるグラウンドエフェクトカー(んなわけないだろうっ)・・・というのではなくて、これっくらい下回りは高いクリアランスを有していますよという・・・ことでもない。
つまり中味はエンジンから室内から、まだ何一つできていないか、できているけど見せるつもりないですよってことでしょう。今回の出品は、そういった技術面よりもデザインワークスを見せたいという思惑が感じられます。
「そういえば、S‐crossなんか影も形も無かったのですが、本気で日本で売る気なインですね!」
そこに一つのヒントがあるように思えます。近所に置いておくと、この両車の因果関係が結びついてしまうから、置いていないと。メーカーサイドも暗にほのめかしていますが、S‐crossと同様の駆動システムであったり、ハンガリーで生産すると言ってみたり、もう明らかにプラットホームの供用が前提ではないか。それは以前から示唆されていたことで、2代目SX4をベースにしたクロスオーバーSUVという路線が、このコンセプトモデルだったのです。
・・・たぶんね。
「現行エスクードに比べ長いフロントオーバーハングがFFベースを物語っていますねえ」
三代目比で全長よりホイールベースが短くなっているディメンションからしても、きっとそういうことなのでしょう。そしてこのブースにはその現行エスクードの姿もない。
引導を渡されたかな?
「顔立ちは三代目のイメージを踏襲しつつも、実車を見るとこれはデュアリスやRVRのライバルといった感じです。ヨーロッパの売れ筋コンパクトクロスオーバーですね。これをエスクードやグランドビターラと言う名前では売らないような気がします」
ああもうみなまで言うな、です。