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  ~懲りない傾向~

HEAVEN CAN WAIT

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heaven can wait年末年始にはチャンネル権を奪われ、WOWOWで録りだめた映画を仙台で観ておりまして、実に久しぶりに「天国から来たチャンピオン」で泣き笑いしてまた泣きという時間を過ごしていました。持っているソフトはVHS、すでに基地にある3台のデッキはすべて寿命で動きません。6年か7年ぶりに観ることができました。

最初に観たのが10代。封切りのときですから、ずいぶん昔です。主演が「俺たちに明日は無い」でクライド・バロウを演じていたウォーレン・ベイティであることは、あとから補完される知識ですが、むしろうちの親父と2歳しか違わないってところにたまげたものでした。

当時はこの映画が1940年代にオリジナルが作られているリメイクものとは知りませんでした。ついでに言えばオリジナルには原作もあり、それらはボクシング選手。70年代のこちらの作品はアメリカンフットボール選手に置き換えられていますが、邦題のチャンピオンという言葉に過去の映画とのつながりが演出されているところも、粋です。これがさらに2001年にも、黒人のコメディアンという設定でDown to Earthという映画に再度リメイクされているのだけれど、邦題は天国から来たチャンピオン2002と付加されただけで面白みが無くなっています。

Heaven Can Waitは、もちろん原作のタイトルで、映画の題名そのもの。40年代の映画の方にはHere Comes Mr. Jordanとタイトルが付けられ、これを邦画の方では「それじゃ誰が主役かわからん」と思ったのか、幽霊紐育を歩くとひねりまくった題名になっていて、それぞれ時代を感じさせます。

え? 中味のことですか? 最初にこれを観た年にスターウォーズも見ているのですが、少なくとも僕の好みはこっちです。「ゴースト ニューヨークの幻」がご婦人泣かせの映画なら、こっちはヤローがしんみりと出来る映画ってとこでしょうか。

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