ウエストウインの2014年シーズンが、否応なく始まります。昨年のTDA最終戦では川添哲郎選手のエスクードが全損、後藤誠司選手のエスクードもフロントの駆動系に重大な故障をはらみ、まさかの優勝戦線から脱落という結果に終わりましたが、
「ひとつのチームが常勝を続けるなどあり得んことです。油断をすれば足元をすくわれるし、万全の態勢を敷いても対戦相手がより強い技術とマシンを仕上げてくれば、おのずと結果は変わるのです。我々は挑戦者の心意気を忘れてはならないという教訓を得たシーズンでしたよ」
と、島雄司監督は前向きに語ります。
2人のドライバーたちも結果を真摯に受け止めながらも、この心意気に関してはさらなる精進を果たそうと意気込んでいます。がしかし、後藤選手のエスクードはともかく、川添選手のエスクードは、現状では再起不能。せっかくのダブルエスクード体制はあきらめざるを得ないなあと思いながらも、12月の初旬から島監督とはあれこれと議論を重ねてきました。
こういうことを言うと、ドライバーたちには怒られるかもしれませんが、ウエストウインのチーム体制とダートラ参戦の構図は、往年のレースマンガやロボットアニメになぞらえたシナリオも描いてきました。ハイパワー車であるパジェロエボリューションから、ライトウェイトのエスクードに後藤選手を乗り換えさせ、エスクードを鮮烈にデビューさせる。この戦略は的を射て、少なくとも九州地域におけるダートラシーンでは台風の目を標榜し、後藤選手もこれに応えて優勝戦に絡む戦績をあげてくれました。
川添選手は俄然不利の状況下でパジェロミニを最後の最後まで善戦させ、後藤選手に食い下がりましたが、これこそが「エスクードを倒すためにエスクードをぶつける」という第二の戦略。結果として同じエスクードを手にした川添選手は、2012年シーズンで後藤選手を打ち負かすのです。恐るべきはたった1シーズンでこれをやってのけたことでしたが、よもやの大破というアクシデント。いささかシナリオより先を急ぎ過ぎの展開になっております。
マシンチェンジを余儀なくされた本年、川添選手が乗り込む二番機は、はたしてザ・ブングルに対するウォーカーギャリアとなるか、ダンパインに対するビルバインに成り得るか、それともガンダムMkⅡ以上にZガンダムの資質を持つのか(しつこいぞ)
乞うご期待です。
J20使いは、やっぱりJ20なんですよ(笑)
余所のチームがあっと驚くことでしょうけれど・・・
もう一人の方がああっと驚かしてくれたからなあ・・・